教員紹介 宇都宮 由佳(うつのみや ゆか)
職名
教授
担当科目
日本生活文化史Ⅲ・Ⅳ(食文化)、生活文化演習Ⅲ・Ⅳ(食品製造・加工・調理)、生活環境論Ⅲ(健康と栄養)、現代生活論Ⅰ(現代食品情報)、日本文化基礎演習、日本文化演習、多文化学際科目Ⅲ(地域活性化とSDGs)
専門分野
食文化、生活文化
学位
博士(学術)
主な研究業績
(著書)
- 『日本食の文化』アイ・ケイ・コーポレーション2021年(共著)
- 『近代日本の乳食文化』中央法規2019年(共著)
- 『伝え継ぐ日本の家庭料理 肉・豆腐・麩のおかず』農山漁村文化協会 2018年(共著)
- 『文化を食べる 文化を飲む グローカル化する世界の食とビジネス』ドメス出版 2017年(共著)
- 『流れと要点がわかる調理学実習―豊富な献立と説明―』光生館 2015年(共著)
(論文)
- 「年末年始の行事と食の実態調査―2017年と2020年の比較研究―」2022年(共著)
- 「米食文化圏における乳食受容の実態―ベトナム自家製ヨーグルトに関する聞き書き―」2021年(共著)
- 「レシピ検索データに現れる牛豚を使った新正月料理」食文化研究 2016年(共著)
- 「タイ北部における山地民のモチ食文化―カレン,ラフ,リス,アカ族」日本家政学会誌、2010年(単著)
- 「ポルトガルの伝統菓子Fios de ovosのアジアへの伝播‐ゴア(インド)、タイ、日本の調査をとおして‐」食文化研究 2010年(単著)
- 「タイ北部の人々にとってのカノムタイとは―その構造と機能―」日本家政学会誌、2006年(単著)
メッセージ
食文化は、地域の風土により形成され、それぞれ固有のマナーやタブーがあります。また、異文化との交流、科学技術の進展で変化もします。日本には雑煮など行事食や郷土食があり、また桜を見立てた「桜餅」、みりん粕を「こぼれ梅」というような自然を愛でる文化があります。時代を経て移り行く食と変わらない食、また地域独自の食と国を超えて共通する食があります。なぜそうなったのか?そこに込められた人々の想いとは?聞き書きや官能評価、フィールド調査を行って研究してみませんか。食の背景を知ることで、先人の知恵、多文化への理解が深まると同時に自身の食を見つめ直す機会となるでしょう。
その他
<資格>
図書館司書、調理師
<受賞歴>
(社)日本家政学会奨励賞受賞(社)日本情報教育学会奨励賞受賞(社)日本家政学会食文化研究部会 石川松太郎食文化研究奨励賞
<所属学会>
日本家政学会、日本家政学食文化研究部会、日本調理科学会、日本伝統食品研究会
<委員>
日本家政学会編集委員、日本家政学食文化研究部会編集委員、日本調理科学会役員、日本伝統食品学会編集員