海外同時授業
2012年9月から、日本にいながらにして海外で同時に行われている授業を受講できるプログラムがスタートしました。
「多文化学際科目Ⅶ/Ⅷ(環太平洋地域1/2)」の授業では、本学とカナダのレスブリッジ大学の教室を、ICT技術を活用して中継する「海外同時授業:Japan, Asia and the World」として、日本時間午前9時(カナダ時間前日午後6時)に週2回開講されています。使用言語は英語です。
本プログラムは、両大学が共同で開発したものです。両大学の教員が、ひとつの授業をチームとして担当します。授業の目的は、担当教員がそれぞれの専門分野を軸として、環太平洋地域の社会経済や国際関係を学際的に探究することです。授業は一方通行ではなく、先方の教員にリアルタイムで質問したり、学生同士で討論することも可能で、対面式と比べても遜色のないものとなっています。先方で示される資料は別スクリーンでこちらに示され、こちらの質問者は先方の教員の前に大きく映し出されます。このシステムは英語圏の大学の授業が日本の大学で同時に行われるという、他ではほとんど類を見ない革新的なものです。
また、2023年度秋学期よりもう一つの海外同時授業が開講されました。
本学と韓国・誠信女子大学の間で行う「多文化学際科目Ⅺ(東アジア)」では、日韓のみならず東アジア域の諸問題について、両大学学生の間でディスカッションを行い、国際社会に対する理解を養成していきます。
本学教員による授業風景
学習院女子大学のメンバー
毎回予習課題も課されますが、そのための補講を設けるなどサポート体制も整っていますので、自信を持って授業に臨めます。学生たちは英語で活発なディスカッションを展開し、授業終了後も、日本とカナダ双方からメールやSNSでの議論が継続することも珍しくありません。
レスブリッジ大学教員による授業風景
レスブリッジ大学での授業風景