教員紹介 工藤 雄一郎(くどう ゆういちろう)

職名

准教授

担当科目

<学部>
日本文化基礎演習、日本文化演習、日本生活文化史Ⅴ・Ⅵ(人と環境)、比較民俗文化論Ⅰ(生活用具)、歴史資料論Ⅰ・Ⅱ(考古)、比較文化論Ⅳ(考古)、生活環境論Ⅴ(植物文化史)

専門分野

先史学、植物考古学、環境考古学、年代学、漆文化史

学位

博士(史学)

主な研究業績

(著書)

  • 『旧石器・縄文時代の環境文化史-高精度放射性炭素年代測定と考古学-』(新泉社,2012年)
  • 『ここまでわかった!縄文人の植物利用』(新泉社,2014年,編著)
  • 『さらにわかった!縄文人の植物利用』(新泉社,2017年,編著)
  • 『季刊考古学 145号 特集:植生史と考古学—人と植物の関係史を探る—』(雄山閣,2018年,編著)

(図録)

  • 『企画展示 縄文はいつから!? 1万5千年前になにがおこったのか』(国立歴史民俗博物館,2009年,共編著)
  • 『亀ヶ岡遺跡・是川遺跡縄文時代遺物(国立歴史民俗博物館館蔵資料図録11)』(国立歴史民俗博物館,2015年,編著)
  • 『企画展示 URUSHIふしぎ物語─人と漆の12000年史」(国立歴史民俗博物館,2017年,共編著)

(論文)

  • 「土器出現の年代と古環境-研究史の整理から−」『国立歴史民俗博物館研究報告』178,pp. 1-55,2013年
  • 「後期旧石器時代の広域編年対比にむけて—14C年代測定の高精度化と較正年代による年代観の変化—」『旧石器研究』10,pp. 11-22,2014年
  • 「縄文時代草創期土器の煮炊きの内容物と植物利用」『国立歴史民俗博物館研究報告』187,pp. 73-93,2014年
  • 「王子山遺跡の炭化植物遺体と南九州の縄文時代草創期土器群の年代」『国立歴史民俗博物館研究報告』196,pp. 5-22,2015年
  • 「福井県鳥浜貝塚から出土した縄文時代草創期および早期のクリ材の年代」『植生史研究』24-2,pp. 59-68,2016年(共著)
  • 「先史学と第四紀学」『第四紀研究』57-4,pp. 99 -108,2018年

メッセージ

日本の歴史の95%以上は文字が無い先史時代(旧石器時代・縄文時代・弥生時代・古墳時代)ですが,この時代の歴史を知ることができる唯一の方法が考古学です。また,考古学は歴史時代以後においても,文献には記録されない過去の生活文化を知ることができるため,とても重要なのです。
遺跡に残る様々な証拠から,日本文化の成り立ちやそのルーツを学生の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

その他

(所属学会)
日本考古学協会,日本植生史学会,日本旧石器学会,日本第四紀学会,日本文化財科学会 他

(社会における活動)
日本植生史学会編集委員長,日本第四紀学会評議員,日本文化財科学会評議員,日本漆アカデミー運営委員,酒々井町墨古沢南1遺跡調査指導委員,福島市和台遺跡調査指導委員,さいたま市データノメ遺跡調査指導委員 他

(受賞歴)
日本植生史学会第3回奨励賞,2007年度日本第四紀学会奨励賞,日本植生史学会第1回論文賞,日本第四紀学会平成26年大会若手・学生発表賞,日本植生史学会第4回論文賞

« 教員 紹介へ戻る

PageTop