教員紹介 木村 直恵(きむら なおえ)
職名
教授
担当科目
<学部>
日本人論Ⅱ、近代文化論Ⅰ・Ⅱ、日本文学論Ⅷ(近現代)、比較文化論Ⅱ(文学 )
専門分野
日本近代史・文化史
学位
学術修士
主な研究業績
(著書・論文)
- 著書・単著『〈青年〉の誕生――明治日本における政治的実践の転換』新曜社、1998年2月
- 論文・単著「《society》と出会う――明治期における「社会」概念編成をめぐる歴史研究序説」『学習院女子大学紀要』9号・2007年
- 論文・単著「<社会>が生まれ<ソサイチー>が消える――明治期における「社会」概念と公共圏の構造」『岩波講座 社会学』第1巻,理論・方法、岩波書店、2023年10月
- 論文・単著「「開国」と「開かれた社会」」『現代思想・臨時増刊・特集-丸山真男』青土社、2014年8月
- 論文・単著「「社会学」と出会ったときに人々が出会っていたもの――日本社会学史の原点について」『現代思想・特集-社会学の行方』青土社、2014年12月
メッセージ
歴史、というと暗記科目という印象があるかもしれません。でも実際には、 資料を手がかりにしながら、自分という存在や、自分が身を置いている関係というものが、どんなふうに出来あがってきたのかを考える、思考力と想像力に満ちた作業なのです。
歴史を学ぶことは、私たちが日頃当たり前だと思っている「常識」の起源が意外に新しいものであることを知ったり、思いがけないようなかたちで営まれてきた人間の生や思考との遭遇の連続です。自分を成り立たせている「条件」 を知ることによって、より柔軟に、自由に未来について考える力を得ること-- これが歴史研究の持つ可能性なのではないかと思います。