教員紹介 福島 雅子(ふくしま まさこ)

職名

教授

担当科目

<学部>
日本文化基礎演習I、日本文化演習I、日本生活文化史・Ⅱ(衣文化)、伝統文化論(染織)、日本生活文化論(通過儀礼)、比較文化論Ⅹ(工芸)、比較文化論VII(生活)

専門分野

日本服飾史、染織史

学位

博士(美術)

主な研究業績

(著書)

  • 『江戸のきものと衣生活』小学館 2007年(共著)
  • 『日本史色彩辞典』吉川弘文館 2012年(共著)
  • 『中国文化史大辞典』大修館書店 2013年(共著)
  • 『徳川家康の服飾』中央公論美術出版 2018年(単著)

(論文)

  • 「伝徳川家康所用「白練緯地松皮菱竹模様小袖」について近世染織史上における位置付けをめぐって」『東京芸術大学美術学部論叢』第5号 2009年(単著)
  • 「近世初頭の武家服飾に関する研究伝徳川家康所用服飾類を中心に」『鹿島美術研究』年報第28号別冊 2011年(単著)
  • 「東京国立博物館所蔵「白紫段練緯地葵紋散模様陣羽織」について制作時期と形態の再検討を中心に」『美術史』第173冊 2012年(単著)
  • 「紀州東照宮所蔵「紺地宝尽小紋小袖」について染織技法の検討と徳川家康所用小紋染服飾類との比較を中心に」『和歌山県立博物館研究紀要』第19号 2013年(単著)
  • 「雁金屋関係資料にみる近世初期の武家服飾に関する一考察徳川家康と徳川将軍家の服飾類を中心に」『東京芸術大学美術学部論叢』第9号 2013年(単著)
  • 「京都府所蔵「茶麻地葵紋付長裃」について 江戸時代初期の武家服飾に関する一考察―」『学習院女子大学紀要』第20号 2018年(単著)
  • 「隨念寺所蔵「松平清康像」に見る武家の服飾 ―小袖の意匠と肩衣袴の検討を中心に―」『国際服飾学会誌』59 2021年(単著)

メッセージ

古来、人は美しく装い、身の回りのものを装飾するために、染や織の技法によるさまざまな工夫を重ねてきました。日本では「きもの」を装う文化が現代まで継承され、服飾文化の歴史の一部が、私たちの身近に生き続けているといえます。      

しかし近年では、私たちにとって最も身近であるはずの日本の服飾文化に関して、その伝統や歴史に触れる機会が少なくなってきているのが現状です。是非、講義を通じて、今日まで続く服飾文化の源流や、様々な時代の諸相を分析することにより、日本文化の本質に触れてほしいと思います。

その他

(所属学会)
美術史学会、国際服飾学会、服飾文化学会。


(受賞歴)
「東京国立博物館所蔵「白紫段練緯地葵紋散模様陣羽織」について ─制作時期と形態の再検討を中心に─」(『美術史』第173冊、2012年)にて、2013年度・第12回美術史学会『美術史』論文賞 受賞。

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