教員紹介 土屋 有里子(つちや ゆりこ)
職名
教授
担当科目
<学部>
日本文化基礎演習、日本思想史Ⅲ・Ⅳ、比較民俗文化論Ⅱ(民間伝承)、日本文学史Ⅰ(古典)、日本文化演習、日本文学論Ⅲ(中世)、日本文学研究Ⅲ(中世)
専門分野
日本中世文学、説話文学、キリシタン文学
学位
博士(文学)
主な研究業績
(著書)
- 『内閣文庫蔵『沙石集』翻刻と研究』(笠間書院、2003年)
- 『『沙石集』諸本の成立と展開』(笠間書院、2011年)
- 『『沙石集』の世界』(あるむ、2022年)
(論文)
- 無住著作における法燈国師話-鎌倉寿福寺と高野山金剛三昧院-、国語と国文学79-3号、2002年3月
- 梵舜本『沙石集』考-増補本としての可能性、中世文学50号、2005年6月
- 『妻鏡』成立考-女人説話の検討から-、国語国文77-12号、2008年12月
- 歌書『無名抄』を読む-鴨長明歌の世界-、『超訳方丈記を読む』、新人物往来社、2012年3月
- ロドリゲス『日本大文典』における鴨長明作品の引用について、古典遺産61号、2012年9月
- 無住直筆『置文』・『夢想事』再考、説話文学研究52号、2017年9月
- 無住と承久の乱ー<運>と<果報>の相剋、国語と国文学98-11号、2021年11月
- 「きりしとほろ上人伝」の構想ー地獄太夫から魔往生へ、学習院女子大学紀要24号、2022年3月
メッセージ
説話文学を中心に研究しています。説話とは基本ノンフィクションで、現在まで伝承されてきた話です。時代が変わっても語り継がれるものには、何かしら私たちを惹きつける普遍性があります。その普遍性とは何かを考えることは、人間の感情を細かに読み解くことであり、現在の私たちにも生きるヒントを与えてくれるものとなるでしょう。説話の時代と言われるほど説話文学が豊富に生まれた中世を中心としつつも、通時代的な視点から、説話文学を切り口として日本文化の魅力に触れてほしいと思っています。
その他
<所属学会>中世文学会、説話文学会、仏教文学会、比較文学会、早稲田大学国文学会、早稲田大学国語教育学会 他
<受賞歴>第35回窪田空穂賞(早稲田大学国文学会賞)受賞