【協定・派遣】ハンブルク大学(ドイツ)(2022年 秋:K.S.さん)
- 留学先所属学部:日本学科
- 派遣年度・学期:2022年・秋派遣
- 出発時学年:3年
留学期間
学籍上の留学期間:2022年秋学期から1年
実際の留学期間※:2022年10月1日~2023年9月30日
(出国日2022年10月4日・最終帰国日2023年8月26日)
※入学許可証に記載されている期間です。
留学先での生活・費用
- 宿舎の種類:大学の寮
- 大学までの交通手段:電車 約20分
- 宿舎費:月額387€(約5万8千円)(食事 無し)
- 生活費:月額300~500€(約4万5千~7万5千円)
- 留学費用総額(本学の授業料を含まず):大体11,208€(162万5千円)
留学先での履修科目等
留学先履修単位数 計51単位(ECTS) → 本学での単位認定数 計26単位
留学に至った経緯・動機
中学生の頃から留学をすることを夢見ていたため、本学に入学し、協定留学の制度を使って留学をしようと決意しました。幼い頃ドイツに住んでいた時の記憶があり、いつかもう一度訪れたいと思っていたことをきっかけに、大学一年生の時にドイツ語を独学で勉強し始め、ドイツへの留学にも挑戦したいと思いました。
留学前に設定した目標
- ドイツ語と英語の語学レベルの向上(両方ともB2~C1レベルまで)
- 日本と、ドイツをはじめとする海外の文化や文化背景を深く理解すること
- 異なる意見や考え方を知り、それらに対して寛容になること
留学前に受けた語学検定の種類・回数
- IELTS 1回
- ドイツ語技能検定試験 3級1回, 2級2回
- ゲーテ・ドイツ語検定試験 B1 2回
留学先大学の特徴
ハンブルク大学は8つの学部を持つ国立大学です。所属していたハンブルク大学の日本学科は、ドイツ国内大学の日本学科の中でも歴史があります。キャンパスも広く、建物も学部ごとに大きく分かれています。近くにはPlanten un Blomenという日本庭園のある公園や、アルスター湖があり、自然も多いです。
留学中、目標に向かってどのように努力したか
日常のあらゆるところや、友人との何気ない会話から、異文化を学び、考えさせられることが多かったです。大学の友人や、寮のフラットメイトとの会話、また授業中のディスカッションから、その国の歴史的背景や経済状況などを知り、自ら学ばなければならないことはまだまだ沢山あると実感したのを覚えています。語学はやはりタンデムが効果的でした。分からないことは分からないままにせず聞き、覚えたフレーズを積極的に使うこと、そしてメモをしてこまめに見返すことも良かったと思います。
留学先で困ったこと・大変だったこと
実は困ったことは思っていたよりもあまり無かったのですが、スーパーのお会計の際に、急いで荷物を袋に詰める必要があったことは少し大変でした。留学したばかりの頃はなかなか慣れず、レジの人を待たせてしまい、そのまま詰め終わる前に次の人のレジが始まってしまい、よく焦っていました。また、ドイツ人は比較的はっきりと思っていることを伝える人が多いため、時々意思疎通のずれがあり、コミュニケーションが難しく感じた時がありました。Nein sagenだよ!つまり、嫌だと思ったらはっきりと意思を伝えないと、と友人から教えられました。
留学の成果(3つの目標設定に対し、それぞれ達成率%とその理由)
-
55% ドイツ語と英語の語学レベルの向上(両方ともB2~C1レベルまで)
留学したばかりの頃と比べるとだいぶ語学力はましになりましたが、B2レベルの試験を楽々合格できると言い切れないと感じたからです。引き続きドイツ語と英語の勉強は続けていこうと思います。 -
65% 日本と、ドイツをはじめとする海外の文化や文化背景を深く理解すること
ドイツに行く前までは、ほぼ何も知らなかったため、実際にドイツに身を置くことで分かったことや、日本との比較を通して気づいたことが沢山ありました。 -
80% 異なる意見や考え方を知り、それらに対して寛容になること
ドイツ人や海外の留学生だけでなく、日本人留学生とも沢山コミュニケーションをとる機会があったため、様々な考え方に触れることができました。ただ、この目標を設定した時とは少し違った考え方になったと思います。異なる意見に寛容になる必要があるというよりも、それぞれが意見を持つことは正当であり、それが異なるとしても、異なること自体は悪いことではない、問題ではない、と考えるようになりました。
留学を希望する後輩へのアドバイス
自分が納得できることが一番大切で、留学の過ごし方に正解はありません。ただ言えることは、事前に出来る限り事前準備を進めることが大事だということと、何が起きても結局は何とかなるということです。留学前の準備期間中、情報も限りがあり不安なことも多いかと思いますが、きっと何とかなります。大丈夫です。
留学先では色々なことが起きるかと思いますが、あまり張りつめすぎず、たまには休憩もしてくださいね。語学力が高いほど得られるものも多いかもしれませんが、自分の最善を尽くしているのであれば、それを認めてあげることも時には大切だと思います。
その他
留学に行った一年と行かなかった一年では、私の人生は大きく変わっていたと思います。一番は人との出会いです。ハンブルク大学に留学しなければ出会えなかった、素晴らしい友人たちと出会えたことはとても大きかったです。一生忘れられない思い出がたくさんできました。留学に行かせてくれた両親や、応援してくれた周りの大切な人達に本当に感謝しています。