短期大学の発展 1965~1980

日本全体が高度経済成長を迎える中で、戦後のベビーブーム世代が大学に進学する年齢に達し、受験競争が激化した時代。 本学の受験者数も大幅に増大し、入試は女子中・高等科の校舎も借りて行われました。

短大に対する社会的ニーズが拡大するのに伴い、本学も開学15年を経て将来的な方向を定める必要に迫られます。1965年(昭和40年)、教授会は、学内の機構を改革し、特色ある短大として発展させていく旨の方針を固めました。

日高第四郎学長のもとで、具体的な改革が進められました。 1968年(昭和43年)より、文科130名・家庭生活科80名と定員を大幅に増員。翌年には「日本の近代化」を研究の柱とする文化史専攻が新設されました。学生数の増加にともない、5号館・6号館をはじめ、次々と新しい校舎が建設されたのもこの時期です。

学外で学園紛争の嵐が吹き荒れていた時期も、本学では目立った動きはなく、落ち着いた学風が育ちました。卒業後は企業に就職する人が増え、社会からの評価もしだいに高まりつつありました。

1974年の短大卒業生
70年代に入ると国民所得も大幅に向上し、人々の生活は大きく変化しました。ミニスカートや、トラッドと呼ばれる清潔感のあるスタイルが大流行しました。

1974年の短大卒業生

LL教室
旧2号館の3階に設置されたLL教室。ひとりひとりが、ヒアリングブースの中で耳から入る音声に集中できるように設計されました。

LL教室

短大30周年記念誌「三十年」
1980年、短大の創立記念30周年記念式典が開催され、翌1981年に記念誌「三十年」が刊行されました。

短大30周年記念誌「三十年」

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