【協定・派遣】パラツキ―大学(チェコ)(2023年 秋:I.Y.さん)
- 留学先所属学部:Department of Media and Cultural Studies and Journalism
- 派遣年度・学期:2023年・秋派遣
- 出発時学年:3年
留学期間
学籍上の留学期間:2023年秋学期から1年
実際の留学期間※:2023年9月7日~2024年6月30日
(出国日2023年9月7日・最終帰国日2024年6月3日)
※入学許可証に記載されている期間です。
留学先での生活・費用
- 宿舎の種類:大学の寮
- 大学までの交通手段:トラム 約10分
- 宿舎費:月額3,000kc(約2万円)(食事 有り)
- 生活費:月額12,000kc(約8万円)
- 留学費用総額(本学の授業料を含まず):約150万円
留学先での履修科目等
留学先履修単位数 計37単位 → 本学での単位認定数 計22単位
留学に至った経緯・動機
高校生の頃にオーストラリアに修学旅行に行き、ホームステイ先の方の優しさに触れた経験が非常に私の中で印象深く、大学生になったら絶対に留学に行こうと決めていました。そのため、大学生活に慣れ始めた二年の秋に協定留学への願書を提出しました。
また、大学生活はたった四年間という短い期間であり、そのなかで自分の生活をいかに充実させていくかという考えはずっとありました。人生一度しかないのだから、この限られた時間の中で自分がやりたいことはすべてやりたいと思い、留学に行くことを決めました。
留学前に設定した目標
①外国人の友人をたくさん作る
②コミュニケーションに困らないレベルの英語力を身に着ける
③たくさんの国を旅行する
留学前に受けた語学検定の種類・回数
-
IELTS 4回
留学先大学の特徴
パラツキー大学は、街の中に教室棟が点在しており、学部をまたいで授業を履修している学生は休み時間の間にトラムを利用したり、徒歩で移動したりする必要がありました。休み時間は 15 分だったので、かなり急いで移動しなければならず、その点は少し大変だったかなと思います。同じ学部の授業は同じ建物で開講されるため、同じ日に同じ学部の授業が取れたら比較的楽に受けることができます。
留学先の授業
私が取っていた授業の先生は全員とても優しく、学生の要望に柔軟に対応してくれることが多かったです。大勢の学生とともに聞く授業もあれば、周囲の人とディスカッションをする授業ももちろんありました。日本語ではないため、あらゆる国の学生と交流することは慣れるまでには時間がかかりましたが、自分の言いたいことが伝わった時は非常に嬉しかったです。
また、授業の中で、ただ講義を聴いているだけの学生が非常に少なかったような印象を受けました。先生の話を遮ってでも手を挙げて質問をする学生が多く、常に学生と先生のコミュニケーションがありました。そういった面は日本の学校ではあまり経験することがなかったため、とても新鮮な気持ちになりました。学生の意見を含め、授業が行われているという印象を受けたので、ただ一方的に話を聞くだけの授業は基本的にどの授業もありませんでした。
留学中、目標に向かってどのように努力したか
留学生活では自分と向き合うことのできる時間が非常に多かったです。また、寮のフロアメイトたちとは必ず英語で話していたので、自分の英語力のなさに落ち込むことも多々ありました。そのため、英語の勉強は必ず行っていました。留学に来たからと言って、勉強しなければ英語力は何も変わらないと改めて実感したので、毎日少しずつでも継続していました。
また、話せないからと言って話すことをやめるのではなく、わからないなりにも伝えようと話すことが大事だと感じました。友人たちはみんなとても優しかったので、もっと話せるようになりたいというモチベーションにもなりました。
留学先で困ったこと・大変だったこと
私は寮にたくさんの友人ができましたが、そのほとんどがスペイン人でした。スペインだけではないのかなと思いますが、外国の方はクラブに行く習慣が日本人よりも一般的で、基本的に毎週のように友人たちはクラブに行っていました。彼らはお酒がとても強く、クラブに行く前に寮で軽いパーティーのようなものを開いて行くことが多かったので、大音量の音楽と声には非常に悩まされました。また、彼らは夜中に帰宅するのですが、ほぼ全員が酔っ払っているのでドアを壊したり、大声で話したりする人もいて、毎回騒音で起きてしまい非常に大変でした。
留学の成果(3つの目標設定に対し、それぞれ達成率%とその理由)
① 100%
留学先では本当にたくさんの友人に恵まれました。八割くらいはスペイン人でしたが、それ以外の国の友人も作ることができました。アジア圏の子たちとも仲良くなることができたので、お金が貯まったら会いに行きたいと思っています。また、スペイン人の友人たちとはほぼ毎日のように一緒に過ごし、たくさんの国に旅行に行ったので非常に思い出深く、今現在も連絡を取り合っています。
② 80%
前期は自分の英語力がまだまだだなと感じることがあり、落ち込むことが多かったのですが、日々の勉強と友人たちと過ごしていく中で、後期はかなり自分の英語力が上がったと感じました。特にリスニング力が向上したと感じ、友人が何を話しているかがほぼ分かるようになっていたので、会話がよりスムーズになり、英語を使うことの楽しさを感じていました。
③ 95%
これはほぼ達成できたと感じています。留学開始からすぐの一週間後に 10 人越えのスペイン人グループと一緒にポーランド旅行をしたり、クリスマスにロンドンに行ったりと、留学生活の中で 10 か所を超える都市を訪れることができたので、本当に大満足の留学生活になりました。しかし、まだ心残りの国や場所があるので、これからもっとたくさんの場所を旅行したいと思っています。
留学を希望する後輩へのアドバイス
留学をしたいという気持ちがほんの一ミリでもあるのなら、絶対に行くべきだと私は思っています。留学というハードルはなかなか高いものなのかなと感じますが、間違いなく人生を大きく変えることができると断言できます。日本語が伝わらない困難、食や文化の違いなど、ギャップは数えきれないほどありますが、その環境にどのように自分を慣れさせるかで人は大きく成長できるのではないかと、留学を経て感じました。留学生活における些細なことで、今まで当たり前だったものの大切さに気付くことができ、感謝やありがたみの気持ちをさらに持つことができたと思っています。
その他
先輩たちの報告書を読み、少しでも興味があるなら留学には絶対行くべきという言葉を何度も見かけましたし、私も書きました。この言葉は本当に私にとっても印象深いものでしたし、背中を押されるような言葉でした。将来の可能性をもっと広げてほしいと思っていますし、海外留学は本当に新しい価値観を自分に与えてくれるため、とてもおすすめです。