研修内容について

ラオス研修は、2004年以来15年に亘り実施されてきた本学の「ラオス国際協力研修」の一部を引き継ぐ形で2024年度より、新たなプログラムとしてスタートしました。

2025年現在、国連開発計画委員会(CDP)が認定した基準に基けば、ラオスは開発の遅れた後発開発途上国に指定されており、多くの国際的な支援を受ける国です。しかし、決して「貧しい国」ではありません。

世界基準とされる指標に基づいて国や土地を判断するのではなく、事前学習にてラオスの基礎知識を習得した上で、現地にて直にその土地の歴史や文化、人々の信仰や日常の暮らしを体験することは、紙面上の知識をより立体的な学びへ展開するために非常に重要な要素です。

研修では、ラオスの都市部と農村部の両方を訪れます。農業国ラオスならではの農村でのホームステイや、近年新しく開通したラオス鉄道の見学、ラオス人の自然観を投影した作品の観劇やラオス在日本大使館訪問など、様々な角度からラオスという国、ひいてはそこに暮らす人々の暮らしについて理解を深めていきます。

また、本学の協定校であるラオス国立大学の同年代の学生と交流することで、同じ時代、同じアジアに生きる自分たちにとって互いの存在はどのような存在なのか、地球規模の視点から思考する手掛かりを探っていきます。

参加者が研修を通して、自身になじみのない「場」に暮らす人々と接する際に重要となる「互いの立場を尊重する公平さ」が養われることを期待します。

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農村でのホームステイにて伝統的な儀式に参加
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ラオス鉄道会社のオフィスにて講義を拝聴
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ラオスの自然観を作品としたオブジェクトシアター観劇
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ラオス国立大学の学生と交流
学習院女子大学国際文化交流学部は、2026年4月に学習院大学の6番目の学部として統合・共学化されます。
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