英語コミュニケーション学科

卒業認定・学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

 本学学則に定める期間在学し、所定の教育課程を履修して、以下に示す能力を身につけ、卒業に必要な単位を修得した者に「学士(英語コミュニケーション)」の学位を授与します。

[知識・理解]
1.国際文化交流の現場で必要とされる実践的で高度な英語力を身につけている。
2.日本文化や異文化の特質に関する広範な知識とすぐれた見識をそなえている。
3.英語によるコミュニケーションに必要な学識を継承していくことができる。
[汎用的技能]
4.学術上、社会生活上の問題の発見・分析・解決に必要な思考力・判断力・表現力を身につけている。
5.現代社会において必要とされる情報コミュニケーションの技能を修得している。
[態度・志向性]
6.多様な文化と相互理解を図ることができる広い視野をもっている。
7.国際社会で活躍できる教養と品格をそなえている。
8.諸文化の価値を認め、適切な敬意を払うことができる。

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

 英語コミュニケーション学科では、国際共通語としての英語によるコミュニケーション能力を養うために、英語の「4技能」(読む、書く、聞く、話す)をバランスよく向上させ、アカデミック・レベルの諸能力を習得します。また、国際社会で活躍するための教養と日本文化を基軸とした異文化理解、論理的思考力を養うように専門科目群を体系的に編成しています。
 1年次には、大学4年間の学習の動機付け、初年次の基礎能力の育成、問題発見・解決能力、自分の考えを伝える表現力を養うことを目的に、基礎演習科目、英語演習基礎科目、国際関係基礎科目、地域文化系基礎科目を開講し、初年次教育の充実を図っています。また、専門科目群や初年次教育の科目群の学習過程で習得した知識を世界に向けて的確に発信する国際的なコミュニケーション能力を培い、異文化理解を深めるために、共通科目群として、国際共通語の英語(外国語科目1群)と他の主要な言語(同2群)、情報処理、日本語表現法、国際文化交流論、人間関係論、自然環境論、スポーツ・健康科学、海外研修など、様々な分野の科目を体系的に編成しています。
 2年次に海外の講義などを英語で受講する「カナダ研修」(6か月間)を実施し、3・4年次には、英語演習専門科目群、専門演習科目群、専門演習科目群特殊演習や、他学科の「地域文化」「国際関係」科目などを履修し、4年次に卒業論文、卒業研究等に取り組むことで、外国文化と国際情勢の知識を培い、国際社会で活躍できるスキルを身につけます。

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

(1)入学者に期待される資質・能力(求める学生像)

学習院女子大学国際文化交流学部は、本学学則第1条と第3条第2項にある本学および本学部の目的にもとづき、次のような人が入学することを期待します。

  • 国際文化交流を通じて人類の平和と文化の発展に貢献しようと考えている人。
  • 文化の多様性を尊重し、人間の尊厳を守ることのできる人。
  • 幅広い教養と地球的視野を身につけ、自らの人生を切り拓こうとする人。
  • 大学で学ぶために必要な論理的思考力、知識、語学力をもつ人。
  • 他者と協働しながら主体的、積極的に学ぶことのできる人。

英語コミュニケーション学科は、本学学則第3条第3項の三にある目的、さらには学科で定めるディプロマ・ポリシー(学位授与方針)とカリキュラム・ポリシー(教育課程の編成実施方針)にもとづき、特に次のような人が入学することを期待します。

  • 英語による高度なコミュニケーション能力の習得と向上を目指し、あわせて国際教養と論理的思考力によって国際社会で活躍しようと考えている人。

(2)入学試験

(1)に示した資質・能力をもつ人を選抜し、また多様な学生を受け入れるため、本学科は一般選抜A方式、一般選抜B方式、学校推薦型選抜A(指定校制)、総合型選抜を実施します。

  • 一般選抜A方式は国語、英語、地理歴史(日本史または世界史)の3科目の学力試験を行い、その結果によって合否を決定します。知識だけでなく思考力や表現力も重視することから、マーク式の問いだけでなく記述式の問いも多く出題します。英語力を重視する本学科では、国語(100点)、英語(200点)、地理歴史(100点)、英語によるライティング(100点)の500点満点となります。
  • 一般選抜B方式は国語、英語の2科目の学力試験を行い、その結果によって合否を決定します。知識だけでなく思考力や表現力も重視することから、マーク式の問いだけでなく記述式の問いも多く出題します。英語力を重視する本学科では、国語(100点)、英語(100点)、英語によるライティング(100点)の300点満点となります。
  • 学校推薦型選抜A(指定校制)は本学を第一志望とする、学校長の推薦を得られる高校生を対象とします。高等学校での成績や口頭試問等にもとづき合否を決定します。出願資格等は各指定校に個別にお知らせします。
  • 総合型選抜は高い英語能力を有する人を対象とします。出願資格の一つとして民間の英語資格・検定試験で一定以上のスコアをとることが必要です。小論文(英語・日本語)を課し、口頭試問(英語・日本語)を行い、それらの結果を総合的に判断して合否を決定します。小論文では文化や社会についての関心、文章の理解、思考力、表現力などが求められます。口頭試問では志願者にとっての本学科における学びの意義の説明などを求め、学力試験では測れない主体性や学習意欲などを判断します。また、小論文と口頭試問では英語力および日本語力も重視されます。

なお、いずれの入学者選抜についても、本学への入学を希望する人は必ず当該年度の入学者選抜要項で詳細を確認してください。

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