【協定・派遣】ウェストアラバマ大学(アメリカ)(2019年 春:T.S.さん)

  • 留学先所属学部:特定の学部には所属していなかった
  • 派遣年度・学期:2019年・春派遣
  • 出発時学年:3年

留学期間

学籍上の留学期間:2019年春学期から2学期間
(ウェストアラバマ大学での留学期間は1学期間。2019年秋学期は他の大学での私費留学)

実際の留学期間※:2019年14日 ~ 20191220

(出国日 201913日 ・ 最終帰国日 20191222日)

※入学許可証に記載されている期間です。

留学に至った経緯・動機

中学一年生の時に周りの友達が合格をもらう中、私だけ英検4級に落ちた時に、とてもショックを受け、英会話に通いはじめました。それから英語に楽しさを覚え、中学三年生では学年に1クラスの英語特別クラスに入り、イギリスへ2週間ほどの短期留学を修学旅行として行ったということも影響し、次第に大学生では絶対に交換留学をするのだと決めていたところがあったと思います。

「一つの国しか知らないことはどの国も知らないことと一緒だ」という言葉を聞いた時、それまで日本で育ってきた私にとっては衝撃的で、これが決断するきっかけになりました。

留学前に受けた語学検定の種類・回数

私は一度TOEFLに挑戦しましたが、パソコンに向かって話すという慣れない形式に戸惑い、スピーキングの時間を無言で過ごすという軽い挫折を経験し、その後はIELTSに切り替えました。

願書提出時に必要とされるスコアは足りていましたが、派遣時スコアを取得するのには苦労しました。当時必修で受講していた英語のネイティブの先生にライティングなどの添削をお願いしたりしていました。結果的には、私にはIELTSの方が合っていた様で必要な点数を越えることが出来ました。

ただ、一回25千円くらいする決して安くはないテストで、私は3回連続でがむしゃらに受けて、ラストチャンスのテストでギリギリ合格スコアを越えたので、しっかりと勉強してから受験することをお勧めします。

留学先大学の特徴

ウェストアラバマ大学は南部の州にあり、空港からは車で2時間ほどの場所にあります。校内全体で600エーカーもあり、とても自然豊かで田舎ののんびりとしたキャンパスです。そのため、現地の学生のほとんどが車を持っています。教室間の移動などにも車を使っていて、見慣れない光景に最初は驚きました。

また、ウェストアラバマ大学を語る上で欠かせないのがキング牧師の存在です。だいたい大学の約半分くらいの学生が黒人という日本では絶対にできない様な経験をすることができます。私の知っている限り日本人は多くても5人で、私がいた際は2人しかいなかったので、英語を極めるのには良い環境かもしれません。留学生の割合は提携大学が中国にあるため、中国からの留学生が多い様に感じました。彼らは最低でも2年はそこに住んでいるのでいろんなことを教えてくれるいい先輩でした。

留学センターの職員はとても優しく、やりたいことを叶えてくれようと協力してくださるので、なんでも相談をすることができます。ウェストアラバマ大学から休みの日に行くのにオススメの場所はルイジアナ州のニューオーリンズです。田舎の大学だからこその深い友情が築けるのも特徴の一つかもしれません。

留学先での生活・費用

  • 宿舎の種類: 大学の寮
  • 大学までの交通手段、所用時間:徒歩約20
  • 宿舎賃:月額$810-$1,090(約9万〜13万円)(食事 有り)
  • 生活費:月額 $300-$1000(約6万〜11万円)(家賃除く)
  • 留学費用総額(本学の授業料を含まず):$46,526(約500万円)(1年間)

留学先の授業

ウェストアラバマ大学ではブラックボードというオンライン上のG-Portのようなシステムでシラバス参照や、授業で使用したPPTや課題を確認したりできます。Extra creditという制度があり、追加で出される課題を出せば出すほどポイントをもらえれば成績をあげることができます。Extra creditには簡単なものから重い課題まで様々で、毎回提示される際に、その課題を提出することで何点取得できるのかが分かります。私は一つも欠かさずに全ての授業で提出していました。その功も奏したのか小テストでは99点を取得することができ、GPA3.0以上を取得し、現地の学生よりも高い点数を取ることができました。

クラスで留学生は私だけで他は全員現地の学生という状況もしばしばありました。また、もし何か勉強に関して悩みや質問があるならば、その担当の先生に相談をしに行くのが一番でした。なぜなら、ウェストアラバマ大学は田舎の小規模の大学ということもあり、先生を含めほとんどの大学に携わるスタッフがとても留学生に対して親切だからです。

授業にもよりますがプレゼンテーションやディスカッションがある授業もあります。テスト期間にはLate Cafeなど嬉しいこともあり、頑張ることができました。

留学を希望する後輩へのアドバイス

私が留学を通して感じたことを3点お伝えしたいと思います。

まず、1点目は日本人留学生を避ける必要は無いということです。よく、留学中は日本人の友達を作らない方がいいと聞きますが、私は作ってもいいと思います。日本人の友達を作った分外国人の友達を作ればいいです。確かにずっと一緒に行動をするのは英語を話す機会がなくなってしまってもったいないですが、留学中に出会った日本人の友達は苦楽を共に過ごしたからか、昔から友達だったみたいに帰国後も一生付き合っていける友達になります。精神的にも日本人の友達がいることで安心でき、何かあった際の情報共有などもできるので一人はいるといいと思います。

二つ目は、体調管理です。私は渡米前、日本で最後に楽しみたいという気持ちでサークルの合宿に参加してしまい、渡米1週間前から体調を崩し、1週間以上吐き気が止まらないまま飛行機に乗り、現地で2日ほど経って危機感を感じるまで何にも食べられずにいました。日本語も通じない場所で、一人で不安でものすごく辛かったです。

三つ目は、留学に関しても何に関しても諦めないで欲しいということです。私は本当は2年の秋派遣を希望していましたが、恥ずかしいことにGPA0.2足りず、諦めることになりました。ただ、そんな私もこうして留学、転校を経て、たくさんの経験をして成長することができました。なので、少しでも行きたいという気持ちがあったら、ぜひチャレンジしてみてください!(これは後々気が付いたことですが、春派遣の方が夏休みを挟むため丸々12ヶ月間アメリカにいることができたので、結果的には良かったです。)

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