レポート・卒論作成のための調査の方法

レポート・卒論作成のための資料の調べ方

大学の多くの講義・演習では、自分の考えを「レポート」「論文」という形式で表現することが求められます。ここでは、レポート・論文を書く際のテーマ設定や文献の探し方について紹介します。

テーマの設定と下調べの方法について

※こちらの動画で、テーマの下調べに関する一連の流れが分かります。

テーマの設定と下調べの方法について

※こちらのPDF版パスファインダーでは、テーマ設定を行うまでの一連の流れが分かります。

テーマの設定と下調べの方法について(PDF)

1.興味のある事柄を見つけ出し、方向性を定める

※課題に関連があるという限定はありますが、興味を持ち続けられそうな内容を探して、そこからテーマになりそうな問題への絞り込みを行います。
※卒論など、自分自身でテーマとなる課題を設定する必要のある場合は、ご指導頂く先生に相談するのも方法です。

2.テーマの基礎知識を獲得する(まずは敵を知る)

※辞書や事典などでテーマに関する情報を概観して、その内容にどのような幅と広がりがあるのか概略を知ります。辞書や事典は、学内からオンラインデータベースでも利用可能です。
 オンラインデータベースの利用については、当館HPの「図書館資料の見つけ方」ページをご参照ください。
※入門書や概略書、または雑誌に掲載されている学会動向などを確認して、いまその分野で問題になっている事案を確認するのも一方法です。

3. 獲得した基礎知識の情報を広げ、文献調査へと進める。

※収集した情報からキーワードを拾い出し、さらに調査を進めます。
※収集したキーワードなどについて、類語への言い換えや関連情報から探すことも大事です。
 詳しくは、こちらをご確認ください。

上記の手順を踏んでもテーマの下調べが上手く進まない場合は、レファレンス・カウンターにご相談ください。

テーマに関する本格的な文献調査

基礎的な情報を収集したら、いよいよ本格的な文献調査に入ります。文献情報には、図書や雑誌だけでなく、オンラインデータベースに収録された内容も含まれます。単なるインターネット情報のように信憑性に疑問符の付くデータではなく、信頼に足りる学術情報資源を活用しましょう。

1.図書館でテーマに関連した資料を探す。

まずは図書館で利用できる学習・研究用の数多くの資料(図書・雑誌・データベース等)を調べてみましょう。
当館HPの「図書館資料の見つけ方」ページに、図書や雑誌など当館所蔵の学術情報の詳しい調べ方を掲載しています。ご参照ください。

2. 雑誌論文や新聞記事から、テーマに関連した資料を探す。

直接雑誌論文や新聞記事を検索して、テーマに関連した文献を調査することもできます。
当館HPの「図書館資料の見つけ方」ページに、調べ方の具体的な方法を掲載しています。
ご参照ください。

読みたい図書や雑誌論文、新聞記事が見つかった場合でも、女子大学で該当する資料を所蔵していない場合は多々あります。その際は、次章の「学内で所蔵していない文献を入手する方法」をご参照ください。

上記の手順を踏んでも探している文献が見つからない場合は、レファレンス・カウンターにご相談ください。

学内で所蔵していない文献を入手する方法

文献調査を進めて行くと、大抵の場合、女子大学や学習院内の図書関係機関で所蔵していない文献を読む必要に迫られます。その際は、学外の図書施設で所蔵している資料を活用します。

※こちらの動画やPDFパスファインダーで、一連の方法が確認できます。

【動画】<学内にない資料の利用方法(学習院大学の資料活用)>

学内にない資料の利用方法(学習院大学の資料活用)

【動画】<学習院内にない資料の利用方法(学外図書施設の活用方法)>

学習院内にない資料の利用方法(学外図書施設の活用方法)

【PDF】<女子大学で所蔵していない資料の探し方>

女子大学で所蔵していない資料の探し方

1.学習院大学で所蔵している資料を利用する

※学習院大学の蔵書は、GLIM/OPACで女子大学の蔵書とまとめて検索ができます。
※一部図書関係機関の資料は、女子大学図書館に取り寄せができます。
 詳しくは、提供サービスについての「貸出延長・予約・取り寄せ」項目をご確認ください。
※訪問利用時の条件は、「学習院大学図書関係機関の利用条件一覧」で事前に確認できます。

2.他機関の図書館を利用する 【-Ⅰ- 事前手続き不要】

※f-campusで授業を履修している方は、受講先の大学の図書館が利用できます。
 ただし、資料の閲覧のみで、受講期間外や受講先以外の図書館は利用できません。
※公共図書館は原則事前の閲覧手続きなく利用可能です。また、条件さえ合えば館外貸出もできます。ただし、研究書や専門書を多数所蔵している公共図書館は、都道府県立の図書館や国立国会図書館など一部の図書館に限られます。
※一部の国立大学図書館では、一般市民に事前手続きなしで利用公開しています。
 ただし、利用時間や利用できる施設に制限を設けている場合が多いです。同じ大学内でも対応の異なる場合があるので、事前に確認しましょう。

3.他機関の図書館を利用する 【-Ⅱ- 事前手続き要】

※一般公開していない国公私立大学の図書館でも、事前申し込みにより資料の閲覧が可能です。
 ご希望の方は、紹介状を発行しますのでレファレンス・カウンターにお申し込みください。
 ただし、利用の手続きが整うまでに数日かかります。余裕を持ってお申し込みください。

4.論文や図書を取り寄せる【有料】

※送料やコピー代の実費負担で、所蔵していない図書の取り寄せ利用や雑誌記事(論文)のコピーを提供します。ご利用までおおむね一週間程度かかりますが、ご希望の方はレファレンス・カウンターにお申し込みください。

5. 他機関図書館の所蔵資料を確認するためのツール

<公共図書館>
カーリルローカル(日本最大の図書館検索) URL: https://calil.jp/local/
※その他各機関で公開しているOPACもご参照ください

<大学図書館>
CiNii Books(大学図書館の本をさがす) URL: http://ci.nii.ac.jp/books/
※その他各大学で公開しているOPACもご参照ください

参考・引用文献の書き方

レポートや卒論で引用・参考にした資料については、その出典を明示しなければなりません。
参考・引用文献の一般的な記載方法は、以下のPDFパスファインダーをご参照ください。

参考・引用文献の書き方

※上記PDFでは、SIST(科学技術情報流通技術基準)に基づく方法と、通例として一般に使用される日本語文献の引用方法を紹介しています。
※分野や言語によって記載の形式が多種多様です。事前に記載方法を指導教員に確認するとともに、レポートの書き方や文献の引用方法に関する図書なども合わせて参考にしてください。
 関連学会の投稿規定が役に立つ場合もあります。

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