令和2(2020)年度春学期について(第6報)

令和2年6月29日

在学生及びご家族の皆様
関係者の皆様

令和2(2020)年度春学期について(第6報)

学習院女子大学

 5月7日付「令和2(2020)年度春学期について(第4報)」において、原則として春学期末までは遠隔授業を継続するとしつつ、新型コロナウイルス感染症拡大の収束が見られた場合は、2週間の事前告知期間を置いたうえで、本学キャンパスでの対面授業へ切り替えるとお知らせしておりました。
 その後、緊急事態宣言や東京アラートの解除はあったものの、最近の感染者数の傾向を見ると収束に至ったと判断することは困難な状況が続いております。そのような中で、学生の皆さんにキャンパスでの学びの場を提供すべく、少人数講義に限定するなどした部分的な対面授業の可能性も模索してまいりました。しかしながら、リアルタイムの遠隔授業を継続した中で部分的に対面授業を併行して実施することは困難なこともあり、本学としては春学期末までの対面授業の開始は断念することとしました。
 ただし、集中授業科目において校内での実習が必須な場合や、4年生の中で卒論のために実験を必要とする場合には、例外的にキャンパス内でそれらの実習、実験を行うことを許可することがあります。いずれの場合も、担当教員の指導の下で、十分な感染防止策に加えて、さまざまな事情で登校ができない学生の皆様への不利益が生じないような措置をあわせて講じることとします。これらの実習や実験についてはそれを実施する場合には担当教員から連絡がなされます。また、感染拡大の状況によっては、これらの特例措置が直前で変更されることもあることをご承知おきください。
 学生の皆様は早く通常の学生生活を取り戻したいとの思いで毎日をお過ごしのことと思います。現在教職員も、安全に学生生活を送っていただくためにはどうしたらよいか、教室のみならず大学全体の設備等にかかわる感染予防のための方策を検討しております。
 今年は本学の桜を愛でる機会もなく、紫陽花の季節も終ろうとしています。この季節に学生の皆様には本学自慢の美しいキャンパスで過ごしていただけないことを残念に思います。一日も早く本学にてお会いできるようにと教職員一同祈っています。

PageTop