今橋理子教授(日本文化学科)が毎日新聞に、美術展時評の連載「美の越境」第8回(11月13日夕刊)を公開しました。
今回は「柚木沙弥郎 永遠のいま」(東京オペラシティ アートギャラリー、10月24日~12月21日)を取り上げます。2024年1月に101歳で他界した染色家・柚木沙弥郎(1922-2024)は、戦後すぐに民藝運動に共鳴し、型絵染の人間国宝・芹沢銈介(1895-1984)に師事。染色工芸だけでなく、絵本や人形、インテリアデザインなど広汎なアート作品を制作し、70年以上に亘り傑作を世に送り出しました。また一方では教育者として女子美術大学学長を務め、多くの女性アーティストの育成にも尽力しています。自らも企画に関わったという本展覧会は、図らずも遺作展となりましたが、作家自身が遺した多くの「名言」と共に、その足跡をつぶさに辿ることができます。紙面では観どころを解説していますので、是非ご一読ください。なお本連載は、毎月1回国内外で開催中の展覧会を紹介・批評しています。
【毎日新聞デジタル:連載「美の越境」】 *有料記事
https://mainichi.jp/%E7%BE%8E%E3%81%AE%E8%B6%8A%E5%A2%83/