2024年7月7日開催「海とその環境を感じるシンポジウム」 実施報告

2024年7月7日()に本学やわらぎホールほかの会場におきまして「海とその環境を感じるシンポジウム」が開催されました。

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世界的な写真家であり、野生動物の生態とその環境について数多くの番組で監修を手掛ける藤原幸一先生による基調講演の後、6会場に分かれてワークショップを開催、最後にワークショップの報告も含めたパネルディスカッションを行いました。

基調講演では、幅広くご活躍されている藤原幸一先生による貴重な映像の数々を拝見し、海洋環境、なかでも生物多様性の高い珊瑚礁と南氷洋のすばらしい実態に触れることができました。一方、痛ましい海洋汚染の状況も目の当たりにしました。

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ワークを主体とし6会場に分かれたワークショップでは、商品として店頭に並ぶ際には取り除かれてしまっているプランクトン類を無選別のちりめんから選びだすワークや、エビや煮干しの観察などに海を感じながら手を動かしました。なかでも、貝殻を使って縄文の腕輪を再現するワークでは3つ4つと作って満面の笑みを浮かべる参加者の姿が目立ちました。

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パネルディスカッションでは、それぞれのワークショップでの気づきを共有していきました。例えば、海は繋がっているのに、なかなか触れる機会がないことも多く、知られていないうちに変わっていってしまうことへの驚きや、将来にわたって楽しい海があり続けるために、想像する力が必要である、といった指摘がありました。加えて、一人一人の関心と努力の積み重ねをもとに、知らないうちに動いている社会の仕組みに目を向けること、その変革も必要なのではないか、という指摘もありました。

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当日は150人をこえる来場をいただき、パネルディスカッションでもフロアから多数のご意見を頂戴することができ、大変充実したシンポジウムとなりました。

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