2023年度ジュネーヴ研修 現地レポート 中編
ジュネーヴ市内の宿泊先のホテルの近くにはかつて国際連盟本部が置かれていたウィルソン宮殿があります。ここから国際連盟の歴史が始まったことを実感しました。
ジュネーヴ市はスイス最大の湖であるレマン湖畔の西端に立地しており、湖畔を散策しました。
ジュネーヴ市内のイギリス庭園の片隅には名物の花時計もあります。
スイスの国旗とジュネーヴ市の旗がたなびくモンブラン橋を背景に写真を撮りました。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の終了が2023年5月にWHOによって発表され、5年ぶりにWHO本部の建物の中に入ることができました。
昨年度の研修ではホテルの会議室でご講義いただいた須貝(喜多)眞彩さん(学習院女子中・高等科及び学習院大学卒)に、今年度はWHO本部棟でWHOの概要とご担当の国際疾病分類に関するレクチャーを受けました。
疫学者の清水先生も加わって一緒に写真を撮らせていただきました。
続いて、清水先生よりWHO本部内にある緊急オペレーションセンターをご案内いただきました。
緊急オペレーションセンターでは昨年、テドロス事務局長を始めとする幹部が集まって、新型コロナウイルスの終息宣言を検討する会議が開催されるなど、WHOの中枢を成していることを学びました。
緊急オペレーションセンターの入り口でも清水先生と一緒に写真を撮らせていただきました。
先ほど須貝(喜多)眞彩さんの後にレクチャーをして下さったWHO職員の湊夕起さん(栄養・食品安全部)もこれまで緊急オペレーションセンターに足を踏み入れたことはなかったそうで、一緒に見学しました。
WHOならではのお土産となっている様々な病原菌のぬいぐるみも購入し、WHO本部訪問は大変充実したものとなりました。
続いて日本の在外公館の一つである在ジュネーヴ国際機関日本政府代表部を表敬訪問し、工藤書記官よりブリーフィングを受けました。同代表部のホームページには以下のように簡単にご紹介いただいています。https://www.geneve-mission.emb-japan.go.jp/itpr_ja/event_20240216.html
土曜日の午前にはUNHCR、国連、ITU(国際電気通信連合)および雇用キャリアマネジメント、OECD(経済協力開発機構)研修課課長であった小島晶子氏のセッションに参加しました。
質疑応答も活発になされました。
充実したセッションの後、一緒に写真を撮らせていただきました。
午後は丘の上のジュネーヴ旧市街を散策しました。かつて「世界一長いベンチ」としてギネス世界記録に登録されていた緑色のベンチのある辺りから周辺のフランスの山々を眺めました。
12番のトラムに乗って終点で降りるとフランスとの国境でした。但し、検問所、柵、壁といった遮るものは何もなく、誰でも簡単に越境できることを目の当たりにしました。
フランスのオート=サヴォワ県に足を踏み入れた後、ジュネーヴ市内に戻りました。
晴天に恵まれ、レマン湖では名物の大噴水を背景に綺麗な写真を撮ることができました。
夕方には大型百貨店MANORにてチョコレートなどの買い物をしました。
夕食は郷土料理のレストランAuberge de Savièseで初めてのスイス料理を体験しました。
チーズフォンデュ、ミートフォンデュなどの料理を味わいました。