2023年度ジュネーヴ研修 現地レポート

8回目となった学習院女子大学ジュネーヴ研修が始まりました。これまでの研修では日本文化学科と国際コミュニケーション学科の学生、国際文化交流研究科の大学院生が参加してきましたが、今回は初めて英語コミュニケーションの学生も参加しています。

成田空港に集合し、スイス航空に搭乗しました。ジュネーヴへは直行便がないため、まずチューリヒに向かって、チューリヒ空港付近のホテルにて1泊しました。

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北極上空付近ではオーロラの絶景を目にすることができました。翌日のお昼はスーパーでサンドイッチを買って、チューリヒ湖を眺めながらベンチに座って食べました。

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リマト川を見下ろすリンデンホーフの丘でチューリヒ市の旧市街の景観を観察しました。

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翌日、ジュネーヴに到着しました。真っ先に国連欧州本部の正門の前まで足を運びました。

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国連欧州本部の敷地の北側にはガンジーの銅像も設置されています。
ガンジーの思想は国連の理念とも通じる部分があることを考えさせられました。

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続いてIOM(国際移住機関)本部に向かいました。
IOMの歴史の概要が待合室にはパネル展示されています。例えば、こちらのパネルには、1956年のハンガリー動乱で国外に逃れた20万人もの難民の約半数がIOMの支援により第三国に再定住したことが説明されています。

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まずは人事部のHaesol KIMさんによるIOMでのキャリア形成に関する英語でのセッションに参加しました。研修参加者は質疑応答に際しては積極的に手を挙げて発言しました。

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Haesol KIMさんの熱心なセッションのお陰で、国際機関が身近に感じられるようになりました。

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上級シェルター居住担当官の大野拓也さんによるセッションではIOMの概要とご専門の仮設住居建設に携わった際の様子に関するお話を伺いました。

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セッションの後には大野さんとも一緒に写真を撮らせていただきました。

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IOMの正面玄関の窓には加盟国の旗が貼られています。IOMが非常に多くの国々と関わりを持っていることがここにもはっきりと示されています。

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昼食は国際赤十字博物館の上階にあるカフェテリアでとりました。

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午後は国際赤十字・赤新月博物館を見学し、人間の尊厳の擁護、目撃者の部屋、家族の絆の再構築、自然災害リスクの軽減といった多様なテーマの展示を目にし、世界各地における人道支援の実態を学びました。

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