「浅見貴子展 在り在りて。―その先の光」開催について

この度、学芸員課程博物館実習II B受講生による展覧会を開催いたします。

画家の浅見貴子氏は、松や梅などの樹木をモチーフとして墨による作品を制作してきました。画面を構成している点や線は、和紙の裏側から描かれた筆跡が表側に滲み、形になったものです。樹木の確かな存在に重なる点や線は葉や枝であるとともに空気感を表わし、具体と抽象のあわいを生み出します。その筆致がつくるのは、時には葉であり、時には光であり、時には風でもあります。

本展では、新作を含めた５点の作品や下絵、スケッチのほか、画家が実際に使用している画材なども展示いたします。そこに確かに在る物たちと、その先の光をも描き出す浅見氏の世界をご覧いただければ幸いです。

※主催者からのお願い※
学外からお越しの方は、展覧会会場以外の学内施設へのお立ち寄りはご遠慮くださいますよう、お願いいたします。

主な展示品
景 Ⅳ（1998年）、脈 2002. 4（2002年）、景 muison-so（2010年）、gray net 230601（2023年）、交歓（2023年）ほか、下絵、道具類、全7件

開催期間・場所
2023年11月27日（月）～12月15日（金）
於：学習院女子大学文化交流ギャラリー

問い合わせ先
学習院女子大学　学芸員課程事務室
〒162-8650　東京都新宿区戸山3-20-1
TEL/FAX　03-3203-7437
平日　9：00～16：00