「飯沼知寿子展 Silhouette-言葉が満ちる空間で」開催について

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この度、学芸員課程「博物館実習ⅠB」受講生による展覧会を開催いたします。

画家の飯沼知寿子氏は、社会の中のジェンダー構造を露わにし、ふだん見過ごされている女性差別を意識化させるような作品を制作してきました。一つの消失点に向かって視線を導く一点透視図法によって、家父長制や男性優位の社会構造を表象し、その上に「言葉」を重ねるドローイングを行っています。ドローイングは、言葉を発するという行為の集積であり、女性たちが社会を変えようと途切れることなく紡いできた言葉を思わせます。

本展では、特に飯沼氏が初期より表現してきたシルエットに焦点を当てた作品を紹介いたします。絵画と紙の作品のそれぞれに切り抜かれた人型のシルエットは何を表わしているでしょうか。本展が社会と人間の関わりについて考え直す機会となれば幸いです。

※主催者からのお願い※
学外からお越しの方は、展覧会会場以外の学内施設へのお立ち寄りはご遠慮くださいますよう、お願いいたします。

主な展示品
草原に跡
Between the Two
In a Cell(Artemisia)
In a Cell(Yoko)
Troops in the Wilderness
Pictogram
Troops in the Seashore
他、全15点

問い合わせ先
学習院女子大学 学芸員課程事務室
〒162-8650 東京都新宿区戸山3-20-1
TEL/FAX 03-3203-7437
平日 9:00~16:00

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