6月1日（水）「特別総合科目Ⅰ（外交官）」のご報告

2022年6月1日（水）「特別総合科目Ⅰ（外交官）」では、外務省大臣官房人事課課長補佐・小林明子様に『外務省専門職員　外交を支えるプロフェッショナル』と題して、ご講演頂きました。

小林様は外務省ご入省後、スペインで研修、在ウルグアイ日本国大使館にて勤務。その後、本省において、無償資金協力課、中南米第２課、文化交流課で勤務。在外では、在イタリア日本国大使館、在ドミニカ共和国日本国大使館でのご勤務を経られ、2016年から在レオン日本国総領事館首席領事、2018年から在エクアドル日本国大使館一等書記官を歴任。2022年3月より現職。 

今回のご講演では、外交官が担われている役割を「日本外交の５つの取組」をもとにとても分かりやすくご説明頂きました。
その他、小林様ご自身の経験、在外勤務地の職務や当該国での折衝で苦悩されたエピソードが大変印象的でした。

小林様からは「世界で起きている様々なことを他人事と思わずに、一人ひとりが一体何ができるかをしっかり考えていくことが大切である。国土や安全性などに恵まれている日本に生まれたことはすごく幸せであり、その幸せな立場から一体何ができるかを考え、社会に出て頂きたい。」との御助言を賜りました。

ご講演の最後に、女性の先輩として「変化することは誰にもできること。一般的に女性は柔軟性が高いと評されているので、学生の皆さんは柔軟性をもって社会に進んで頂きたい」との御言葉を頂きました。