2021年10月29日(金) 「特別総合科目Ⅹ(フードコンシャスネス論2)」(品川 明教授担当)のご報告

(当講座は(一社)フードコンシャスネス研究所の寄付による寄付講座です。)

2021年10月29日(金)「特別総合科目Ⅹ(フードコンシャスネス論2)」(品川 明教授担当)は(一社)フードコンシャスネス研究所理事 楠野恭巳氏(2015年学習院女子大学大学院卒) が担当しました。

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まずは先週の振り返りで、旨味成分の確認と旨味の相乗効果について確認しました。

今回のテーマは「おいしさの表現」です。

「おいしさの要因」を学生たちの意見を聞きながら確認しました。

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おいしさには狭義と広義があり、「狭義のおいしさ」とは「味」「におい」「テクスチャー」ですが、「広義のおいしさ」には「生理的要因」「文化的要因」「情報要因」など様々な要因があります。

しかしフードコンシャスネス教育的には、これらに加えて「生態的要因」「繋がり要因」「経験要因」が重要です。

次に2種類の味噌汁を味わってもらいました。味噌だけの味噌汁と、煮干しの出汁が入っている味噌汁です。

中身がなんであるかは伝えず五感で味わってもらいました。味噌は同じ量ですが、煮干しの出汁の味噌汁は味噌と煮干しの相乗効果で、味は薄くても旨味で味わいがあります。班毎に意見をまとめ、それをホワイトボードに書いてもらい、感じたことを全員でシェアしました。

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最後に味噌汁の四行詩を書いてもらい、全員に発表してもらいました。母親への想い、祖父や祖母への想い、漁師さんへの感謝、食べ物への感謝、給食の思い出など、参加者の心豊かな感謝の気持ちが伝わってきました。

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