令和2年度秋学期の授業形態について(第1報)

※在学生にはより詳細な説明をG-Portで配信しています

令和2年8月3日

在学生及びご家族の皆様
関係者の皆様

和2年度秋学期の授業形態について(第1報)

学習院女子大学

7月29日をもって、集中講義を除く春学期の授業が終了しました。4月20日に全面的な遠隔授業を開始して以来、授業の質を高い水準に保つべく教職員一同、全力で学期運営を行ってまいりました。その過程で学生の皆さんにさまざまな不便をおかけしたことをお詫び申し上げるとともに、皆さんのご協力に心よりの御礼を申し上げます。

秋学期の授業の形態について詳細な検討を行ってまいりました。現時点での基本的な方向性について以下のとおりご報告申し上げます。

1.現在の感染拡大状況を考えると、本格的な対面授業での秋学期の開始は断念せざるを得ません。一方で、大学での学びの中核には教室での対面授業があると考える本学としては、部分的にでも対面授業を実施する可能性を、感染防止を最優先に考えつつ、模索してきました。

2.そこで、8月末時点での感染拡大(あるいは収束)状況等を踏まえて最終的な判断を行うことを前提に、次のいずれかで秋学期を開始することを予定します。
●遠隔授業と対面授業の組み合わせ(以下、「ハイブリッド型」)
●全面的な遠隔授業(以下、「全面遠隔型」)

3.「全面遠隔型」では、春学期と同じように、Zoomを利用したリアルタイムの遠隔授業を中心に実施します。私たちは遠隔授業においても可能な限りのリアルタイムでの教員・学生間のやりとりが重要だと考えています。

4.「ハイブリッド型」は、あらかじめ指定した科目について対面授業とし、それ以外の科目はZoom利用を中心とした遠隔授業とするものです。概要は次のとおりです。

●対面授業では、3,4年生のゼミ、1,2年生の基礎演習などの限定的な科目を対象としてスタートすることを想定します。したがって、「ハイブリッド型」の場合でも当面は週1回の登校に限定されます(対象科目の授業形態によっては、毎週の対面を実施しない科目もあります)。

●対面授業に指定された科目についても、教室での授業をZoomにより同時配信を行います。皆さんが対面授業に指定された講義を教室あるいは自宅のいずれで受講するかを選択できるようにします。感染リスクに対する個人差が大きいことに配慮してこのような仕組みを講じます。したがって、対面授業に指定された科目でも、実家や、留学生の場合は自国から受講することが可能です。

●対面授業の受講者は、その前後の講義を履修する場合は、学内の教室等でZoom受講する必要があります。そのためのスペースや仕組みを準備します。(例えば3,4限を履修している日であれば、4限がゼミである場合、登校時間を考えると3限の授業も学内で受講する必要があります)

●「ハイブリッド型」から「全面遠隔型」へ、あるいはその逆についても、移行が容易な仕組みを作ります。新型コロナウイルス感染症に関する大きな不確実性を考えたとき、柔軟かつ容易に移行できることが重要だと考えます。

●同じように、「ハイブリッド型」における対面授業対象科目を少しずつ増加させていく、あるいは、学生の登校日を、感染状況を見ながら少しずつ増加させていくことについての柔軟性を確保します。

5.以上を受け次のことについて、8月末の時点での状況を踏まえて発表します。
●秋学期を「全面遠隔型」、「ハイブリッド型」のいずれで開始するか
●「ハイブリッド型」で開始する場合の対面対象科目
●学期途中で対面対象に追加する予定の科目(なお、基礎疾患等の感染リスクを抱えている教員の科目は対面授業の対象にならない可能性があります)。

6.いずれの形態をとる場合でも、科目ごとの実施形態を理解できるよう、本学ウェブサイトで公開しているシラバス等においても明示します。

私たちは、小規模大学としての特性を生かし、学生の皆さん、教職員の安全を第一に考えつつ、大学としての上質な教育を提供していく工夫を引き続き検討してまいります。

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