10月25日(金)国際文化交流演習Ⅰ(国際儀礼)の講演報告

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2019年10月25日のゲスト講演では、外務省・東京オリンピック・パラリンピック要人接遇事務局次長の小林龍一郎氏に「外交の現場におけるプロトコールの実際」と題してご講演いただきました。小林氏は、海外では駐仏大使館(パリ)やリヨンの領事事務所館、ギニア、エチオピア、カメルーンの日本大使館に勤務され、国内では、横浜市で開催されたTICAD7(アフリカ開発会議)総括担当を経て、2019年9月から現職に就いておられます。

本日は、これらのご経験に基づき、外交活動において大切なコミュニケーション能力について詳しくお話くださいました。交渉事で相手を説得して合意に達するためには、「まことの心」を持って相手に向かい合うことが大切で、先方の心がぐっと近づくような意思疎通には細やかな気配りが必要、相手に対する「尊重の表現」であるプロトコールへの配慮はそういう意味で欠かせないと、個別の事例をあげて説明されました。

現場で体験された具体的なお話からは、外交の世界を裏側からも窺い知ることができ、外交官がとても身近に感じられる機会ともなりました。質疑応答では、臨機応変に対応する能力、心身のタフさなど、外交官としてだけでなく、広く社会人としても必要な能力について具体的にご説明くださいました。一歩先を読んで行動する心がけなど、社会人として大切な能力を学生のうちから身につけたいとの感想が数多く寄せられました。

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