6月28日(金)「特別総合科目Ⅰ(外交官)」のご報告

特別総合科目Ⅰ(外交官)

2019年6月28日のゲスト講演では、学習院女子大学大学院(2007年卒)の先輩で、横浜市国際局国際政策部国際連携課アフリカ開発会議担当係長の宮本裕子氏に「THINK GLOBALLY ACT LOCALLY 横浜市の国際文化交流/国際協力活動を担当して」と題してご講演いただきました。

 

宮本氏は、大学で美学を専攻され、大手新聞社、宝飾会社のパリ駐在員など順調にキャリアを積んでおられましたが、ご結婚を機に退職、家庭に入られました。その後、子育ても一段落し、刺激の少ない専業主婦生活に悶々としていた頃、学習院女子大学大学院創設の新聞広報が目に飛び込み、運命的なものを感じて応募されたそうです。大学院ではアートマネジメントを学ばれ、ご卒業後はすぐにその世界へと飛躍、さらに横浜市の正職員となって文化政策、国際交流の分野で活躍を続けておられます。

「海外向けシティプロモーションを担いたい」という動機で横浜市に入庁されましたが、初任地は旭区地域振興課で地域密着型事業の担当でした。しかし、その経験が後の国際関係の仕事に大いに生かされる結果となったそうです。2015年には韓国仁川広域市に長期派遣され地方自治体レベルでの国際文化交流を推進、また2017年には文化観光局MICE振興課でアジア開発銀行年次総会、今年は国際局国際連携課でアフリカ開発会議の横浜市側の準備・運営に携わらっておられます。
「世界の普遍化(グローバリゼーション)が進む中、地域の特色や特性を考慮していく姿勢(ローカリゼーション)が極めて肝要」で、「俯瞰的に広い視野でものを見つめる『鳥の目』と、個々の土着性や風土に着眼し多様な価値観を尊重する『虫の目』の両方を持ち、幅広いネットワークを駆使して課題解決を目指すこと」を横浜市におけるご自身のミッションと考えておられるとことでした。

宮本氏は、初めの言葉の中で、学習院女子大学大学院新設のニュースが、どれほど、新しい世界へと一歩踏み出す勇気を奮い立たせてくれたか、また、実際に大学院で学んだことが、その後の社会人生活で、いかに日々役立っているか、を熱く語ってくださいました。
地方自治体の国際交流事業が実に多彩であること、またそれら多様な事業にすぐに適応して次々と素晴らしいアイデアを提示し実行されているお姿はとても印象的です。「私も少し前には皆さんと同じ学生の席に座っていたのですよ」という優しく懐かしそうなお言葉を感慨深く伺いました。

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