7月5日(木)特別総合科目Ⅰ (外交官)の講演報告

7月5日 リグ・キタカミ様 写真.docx.JPG

7月5日のゲスト講演では、在日フランス大使館文化部長付通訳のリグ・キタカミ氏に「日仏交流160年を迎えて」と題してご講演いただきました。

キタカミ氏は小学生時代に2年間フランスで暮された後、帰国後は日本のフランス人学校、大学はフランスのパリ第4大学と東洋文化研究所で教育を受けられ、日本語とフランス語についてはともに母国語と感じておられるバイリンガルでいらっしゃいます。

ご講演では、日仏通商修好条約が締結された1858年当時の日仏関係の歴史から説き起こされ、歴史に残る駐日名大使ポール・クローデルの逸話を紹介された後、現在の大使館、とくに文化部/アンスティチュ・フランセ日本の幅広い活動についてご紹介くださいました。今年は日仏外交関係樹立160周年の他にも、クローデル生誕150周年、パリ・京都盟約60周年、ジャポニズム2018、パリ東京タンデムなど、盛りだくさんの周年記念行事が行われています。


大学交流に関しては「ダブルディグリー制度」(両国の大学で勉強した単位がともに単位として認められる)の導入のお話があり、とりわけ学生の関心を集めました。質疑応答の時間には、大使館通訳のお仕事について、その能力の磨き方や日頃の心がけについても詳しく教えていただきました。

フランス大使館が発行していたニュースダイジェスト(日本の各新聞のダイジェストをその日のうちに発行、フランス語圏の在日各国大使館にも配布)」の作成担当時代には、早朝に出勤し、9時までに全ての日本の有力紙に目を通してその要旨を朝一番に大使に報告、その後、内容をフランス語で書き下ろして冊子にまとめるという大変なお仕事を手がけられたそうです。このように各部署でそれぞれの館員の方が素晴らしい能力を発揮して初めて、大使館全体の業務が充実すると実感できるお話でした。


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