10月13日(金) 「特別総合科目Ⅹ(フードコンシャスネス論Ⅱ)」(品川 明教授担当)のご報告

(フードコンシャスネス論は(一社)フードコンシャスネス研究会からの寄付による寄付講座です。)

秋学期の集大成は最後の授業で作るお雑煮です。

各班の中で全員が自分の選んだ県のお雑煮のプレゼンをして、班ごとに1つのお雑煮を選出しました。
九州地方からは福岡のお雑煮、北陸・近畿地方からは京都のお雑煮、東海・甲州からは新潟お雑煮、中国・四国からは香川のお雑煮、東北・北海道からは岩手のお雑煮が決まり、海外留学生チームからは韓国のお祝い料理を全員の前でプレゼンをしてもらいました。

プレゼンの際には、そのお雑煮の精神性(Spirit)、文化的背景(Mind)、健康(Body)が大切になります。また出汁は何を使うか、お餅は丸餅か四角いお餅か、焼くか煮るかも大切です。

皆の投票で選ばれたお雑煮は以下の3つです。

◆香川のあん餅雑煮
江戸末期、武士達に砂糖を食べていることを見つからないよう、お正月の贅沢品としてお餅の中にあんこを入れたのがきっかけで、具の人参、大根は角が立たないよう円満にといった意味で輪切りにします。

◆新潟のお雑煮
お正月の餅つきやお雑煮作りは越冬の為の準備となります。平安時代から歴史のある、三面川の「イトボヤ」は有名な鮭で、フアフアの鮭、根菜含む沢山の野菜、かまぼこ、こんにゃく、イクラといった具沢山のお雑煮です。

◆岩手のくるみ雑煮
岩手の沿岸地域で取れる煮干しで出汁をとり、三陸沖で取れるイクラを使います。お正月に包丁を使うのは縁起が悪いといったことから、大根、人参、ごぼうなどの野菜を切って一晩凍らせた「ひき菜」を用意してお正月に使います。

◆韓国のソンピョン
1年の収穫を祝うお餅、デザートを作ることになりました。

特別総合科目Ⅹ(フードコンシャスネス論Ⅱ)

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