4月28日(金) 「特別総合科目Ⅸ(フードコンシャスネス論1)」(品川 明教授担当)のご報告
4月28日(金)「特別総合科目Ⅸ(フードコンシャスネス論1)」(品川 明教授担当)において、西野バレエ団 女優/絵描き 岸ユキ 女史に「私と農業と絵と」と題して講義を頂きました。
講義の内容は主に以下の項目から構成されていました。
- 農業との出会い(女優の私がなぜ農業を)
- 日本の四季の素晴らしさ
- 不便さは文化を育てる
- 農業の大変さとその素晴らしさ
- 日本の食文化を考える
- 手間暇かけておいしく食べる
- 食は最高のコミュニケーションの場
- 自分の命は自分で守る
今回の講義では沢山のスライドを活用し、ご自身の農業経験を背景にして、自然の移り変わりや農耕活動の厳しさと素晴らしさ・楽しさおよびそれを通じて描かれた作品(二科展等で多数入選および受賞)を紹介しながら臨場感あふれる内容で解説されました。
「不便さの効用=だから工夫する」「四季のある国日本」「土は頑固」「汗する素晴らしさ」「良いものを食べている人は人に優しい」等々の心に響くキーワードを数多く提起され、「食は命を育む、人と人との心をつなぐ、自然の恵みへの感謝」という言葉で講義を結ばれました。
ご自身の経験を通じた「食への強い想い」はフードコンシャスネスのコンセプトを明確に表されており、受講した学生も多くの問題意識を育んだようです。(記事:楠野)