多文化学際科目Ⅸ(東アジア地域)(日韓課題探求演習)授業担当者インタビュー

20230614_1.jpg羅 京洙 教授(国際コミュニケーション学科・国際関係論、国際移動論、東アジア地域研究、現代コリア研究)

理想としているところはただ単に席に座って授業を受けるクラスではありません。

インターネットを利用し韓国の誠信女子大学と海外同時授業を実施します。この新しい形式の授業は、2年ほどの時間をかけて、学内だけでなく先方の大学とも調整を重ね、実現することができました。

日韓両大学の履修定員を15名以内とし、学生同士に実質的かつ積極的な交流を促すプログラムです。希望者には、初回授業で韓国を訪問する機会も設けます。

授業では課題探求型のアクティブ・ラーニングを徹底して行います。両大学の学生同士が主体的かつ自発的な姿勢で協働して取り組むことが求められます。履修学生は異文化理解や東アジア地域に関する問題意識と、それらに取り組む意欲・積極的な姿勢が必要になると考えています。

日韓問題はとかくマスコミに厳しい環境にあるということが言われてしまいますが、先入観を持たずに、同時代を生きる韓国の学生が何を考えていて、どのような学生生活を送っているのか知って、そして相互の関係を深めてほしいと思っています。

日本通・韓国通の人材はまだまだ不足しています。この授業を通して、日韓を含む東アジアの平和と繁栄に貢献できる人材となることを志してほしいと考えます。

本学と誠信女子大学との協定が20周年を迎えるタイミングで、このように意欲的・革新的な授業を実施できるのはとても意義があると考えており、楽しみです。

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