山脇学園高等学校で総合型出張講義を行いました
2019年2月20日に、山脇学園高等学校において、本学教授2名による総合型出張講義を行いました。
総合型出張講義は、本学が重要視するリベラルアーツ教育の特徴をわかりやすく伝えようとする取り組みで、1つの科目についての出張講義に比して、以下の特徴を有しています。
- 講義内で複数の専門分野の異なる教員が「同じもの(事象)」をそれぞれの専門分野の観点で解釈します。
- それによって、専門分野ごとに独自の「レンズ(観点)」があること、事象の全体的な理解のためには複数の観点を持つことが重要であること、を感じてもらいます。
- この経験を通じて、入学後の1,2年生の間に多様な専門分野に「出会った」のちに3年生から自分自身の専門分野を決定するリベラルアーツ教育の意義を伝えるとともに、高校生の皆さんの進路選択の参考にしてもらいたいと考えています。
今回の講義では、「複合的な視点でオリンピックを考える」を総合テーマに、荒井啓子教授(日本文化学科)、荘林幹太郎教授(国際コミュニケーション学科)がそれぞれ以下の講義を行いました。
- ヴェールの世界と近代オリンピックー異文化理解を考えるー (荒井教授:スポーツ文化人類学の視点)
- オリンピック村の食材調達基準から『持続性』を考える (荘林教授:(農業)経済学の視点)
生徒のみなさんは熱心に耳を傾けてくださり、短時間の講義にも関わらず、終了後は的確な質問や活発な意見交換がなされました。
講義の様子は山脇学園のHPで詳しく紹介されていますので、ぜひご覧ください。
また、このような「総合型出張講義」のご要望があれば、当サイトの「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。
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