学習院女子大学チアリーダー部のフィリピン遠征について
去る9月9日から9月11日の3日間、学習院大学應援團チアリーダー部および学習院女子大学チアリーダー部(以下、学習院チアリーダー部)の4年生から2年生までの部員23名が、本学の協定校であるフィリピンのパーペチュアル・ヘルプ大学(以下、UPH)のチア・リーダー部との交流を深めるために、桜友会助成金を受けて初の海外遠征を行いました。
UPHのチアリーダー部は男女約半数ずつの混合チームであるのに対し、女子のみのチームである学習院は、練習とはいえ、男子部員と演技練習を行うのはおそらく今回が初めてでしたが、学生たちは同じアスリートとして演技や活動状況について情報交換を積極的に行っていました。
両校の模範演技披露では、UPHの男女混合チームの華やかな、日本では禁止されているようなアクロバティックな演技に対して、学習院は伝統的な、シンクロナイズドされた全員の動きの美しさが十分に表現されていました。
また、UPHは18学部という大規模の大学ですが、このうちホテル従業員などを養成するホスピタリティ学部、船舶乗組員を養成するマリタイム学部、航空会社のパイロットや整備員などを養成するアビエーション学部などをUPHの教員と補助学生数名によって案内していただき、アビエーション学科では学科長の説明に続き、希望する学習院の学生数名が実際に、飛行機の操縦を学ぶフライト・シミュレーションを体験することができました。
またホスピタリティ学科では、学生たちがテーブル・セッティングやフラワー・アレンジの実技授業を受けている現場に案内され、学習院の学生たちも、グループに分かれUPHの学生に交じってこれらの実習を体験するという、もうひとつの交流も行われました。
フィリピンの公用語は英語ですが、母国語のタガログ語の交じる学生たちの英語を理解し、コミュニケーションを交わすのに、学習院の学生たちは多少苦労していたようですが、短い時間の中、実技をとおして楽しい交流を体験することができました。
最後に、学生の感想として最も多かったもののひとつに、英語(特に会話力)を学ぶ(訓練する)ことの必要性がより強く感じられたということで、単にチアリーダー部の遠征だけでなく、学生たちの英語学習のモチベーションを高めたという点で、語学研修としての成果もあり、今回の遠征は非常に実りあるものでした。
合同での準備運動の様子
集合写真
UPHの総長のアンソニー・タマヨ氏を表敬訪問
アビエーション学部の学科長の説明を聴く様子
フライト・シミュレーションを体験
ホスピタリティ学部でのフラワー・アレンジの実技授業