伝統文化演習〔華道/香道/書道/茶道/有職故実〕

華道

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【科目】華道
【講師】山本 珠江
【講師コメント】
『華道』を通して、和の美意識を学習し、草木に思いを託していけましょう
【授業の概要】
いけばなは花と人とのコミュニケーションです。草木に向き合うことは、自分自身を見つめ、命を生かすことは、他者を大切に思う気持ちを育みます。授業では季節の行事や花にまつわることをテーマに講義と実技を行っています。四季折々の花に触れ合いながら、理論と実践の両面を体系的に学んでいきます。国際社会で活躍する、その第一歩が自国の文化を知ることです。大学生活の中で、多くの経験を積み、世界へ羽ばたいていただきたいと思います。

【学生コメント】
私がこの授業を通して学んだことは個性を大切にすること、季節に合わせた花を
知ることです。花や葉は生きていますから、茎の長さや花の傾き方は一つひとつ
違っています。全く同じ花は無いことを授業で気付いたので、その個性を大切に
しようと思いました。また、季節の花に触れる楽しさも華道の魅力の一つです。
春の授業では母の日に合わせてカーネーションを使うことや、夏に向けてヒマワ
リを取り入れることがありました。時期に合わせて先生がどの花を使うのか決め
て下さるので楽しみにしていてください。授業で学べることは日本の花だけでは
なく国外の花にも応用可能です。留学を希望されている方もぜひ、日本の花の生
け方を学んでください。
(日本文化学科2年M.M)

香道

 

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【科目】香道
【講師】三條西 公彦
【講師コメント】
 香道はただ香りを楽しむだけでも香りを当てるゲームでもありません。
【授業の概要】
香りは人が火を使い始めた時から意識されるようになったといわれています。そして世界中で数えきれない香料が使われています。歴史上の有名な女性達の傍には常に香りがありました。クレオパトラ・楊貴妃・マリーアントワネット等々。
日本では、仏教用として使用された香は、平安時代には紫式部や清少納言の著作に書かれている様に貴族達の楽しみのために使われるようになっていきます。その香の使用法の中に薫物合(タキモノアワセ)といわれる香遊びがあります。その香遊びは室町時代に香道という形へと昇華していきます。この授業では、香道の作法を実際に学ぶことはもちろんですが、それだけでなく、香りに関する様々な事も学んでいきます。


【学生コメント】
 香道は日本古来からの文化ですが、私自身、初めてこの大学の授業を通じ、その文化を知り触れる事になりました。最初はその伝統に堅苦しいイメージを持っていましたが、授業では、香炉で香木を焚き香りを楽しむ聞香を始め、香りを聞き分ける組香も行い、初めて体験する私にとってもゲーム感覚で楽しむ事ができました。机に向かって受ける授業とは違った緊張感があり、畳の上で礼儀作法や立ち居振る舞いなども学べる貴重な機会です。また、大学の授業として履修できるのはこの学習院女子大学ならではの特徴かと思います。国際コミュニケーション学科に所属して、海外の歴史や文化について勉強するのは勿論ですが、選択科目で日本の文化に触れる事ができるのも、自分自身を高める為の大切な学びであると深く感じました。
(国際コミュニケーション学科2年 T.A.)

書道

 

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【科目】書道
【講師】香川 明美
【講師コメント】
雅なひらがなの世界を学んでみませんか
【授業の概要】
今、私達はあたり前のようにひらがなを使っています。
古来、日本には文字がありませんでした。そんな日本人がどの様にしてひらがなを書くようになっていったのか、歴史を追いながら学んでいきます。
又、ひらがなが書かれるようになってから平安時代を中心に古今集の書写など美しい紙に数々の名品が書かれました。教科書を使って作品を鑑賞し、文化的な価値を学びます。
実習では、小筆を使い、ひらがなの基礎と応用を練習し、最終的には、和歌を一首作品として仕上げます。
又、ペンで、暑中見舞や年賀状の実用課題にも取り組みます。


【学生コメント】
散らし書きには人を引きつける“儚さ”があると思います。12年間書道を続けてきましたが、続ける年数が経つごとにお手本通りに書くことにとらわれすぎて自分自身がどんな字を書きたいかということ見失っていたなと感じています。1年間香川先生の授業を受講し、新たな書風に触れたことで私も人を引きつける儚さを持った繊細な作品を作り上げたいと思っています。書道が好きだからということが受講の決め手でしたが私のこれからの書道人生に欠かすことのできない時間であったと感じています。きっとみなさんにももっと書道を好きになるきっかけを与えてくれると思います。(日本文化学科1年 O.N.)

茶道

 

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【科目】茶道
【講師】岩田 明子
【講師コメント】 
 茶道を通して、もてなしの心を学び、日常生活に活かす
【授業の概要】
茶道では一盌の茶を点て客にもてなします。その「もてなし」の心の原点には感謝の心が大切です。本授業は講義と実技(裏千家茶道)で構成されています。講義では歴史や思想などについて学び、実技では対象となるものすべてに五感を傾斜させ自然や美を感受し、お茶をいただき合うという主客の交流を通して譲り合いや思いやる心、感謝し仕えあう心を学びます。そして学ばれたことは日常生活の中に取り入れ活かしてもらいたいと願っています。利休居士より400数十年かけて作りあげられた点前の型を体験し、人や自然に対する感性を磨き、受講生ひとりひとりが文化とは何かの本質を、自らの体験を通じて考える契機となることを期待しています。


【学生コメント】
私は伝統文化演習茶道の授業を、2年生の春学期、3年生の秋学期に履修させて頂きました。授業は講義と実技を織り交ぜて行われました。茶道の心得や歴史を講義で、基礎となる作法を一から丁寧に実技にて、ご教授頂きました。私は茶道に関して経験がございませんでしたが、先生方の優しく親身なご指導の元、楽しく授業に取り組むことができました。また、毎授業では、美味しいお茶とお菓子をご用意頂きました。授業の中で学んだことは何気ない所作にも影響し、生活の意識を高めるものであったと感じております。茶道の授業では、他では得がたい貴重な日本の文化を学ぶことが出来ました。(日本文化学科3年 Y.Y)

有職故実

 

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有職故実 永井 とも子講師.jpg

【科目】有職故実
【講師】永井 とも子
【講師コメント】
千年の歴史を物語る十二単を通じて真の日本の伝統文化を理解します
【授業の概要】
授業では、宮廷女性の盛装である十二単(五衣・唐衣・裳・装束)の着装の実習を通し、古代の宮廷社会における儀礼が根源にある、公家を中心とした武家・庶民の社会の伝統的な習俗など、現代日本の年中行事につながる知識も深めます。四季折々の行事に見られる宮廷装束の意義や美的観点の説明とともに、実際の着装(お服上げ)の美しい動き(所作)も身に付けていきます。国際社会に生きる女性の基礎教養として、「素敵な大人の女性」の基となるものをめざします。そして、有職故実の授業は綺麗な和室で行われる為雰囲気もよく、各国からの留学生にとても人気で日本の学生と一緒に和気あいあいと授業を楽しんでおります。


【学生コメント】
日本に留学して、有職故実(十二単)という伝統文化を学べることがとっても貴重な体験でした。日本の平安時代の頃の服、装束を実際に着せるとき、まず手を洗う、お方様(モデル)を動かしてはいけないなど、なぜ一つずつの動きが決められているのかわかりませんでした。授業をとおしていくうちに、きれいな手で、負担を掛けない様になどと、きちんと意味があるとわかり、行動に思いやりが込められていると感心しました。
何枚も重ねた装束を最後にたった1本の紐で支えるのも日本なりで素晴らしい技術と思います。お辞儀の仕方、装束の色、意味、日本で昔から伝わった習慣などの基礎知識を学べたのも日本に来て、いい意味の一味違う経験をもらって、心から感謝しています。(留学生 K.G.)


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