日本文化学科

教育目標

日本文化の現代に至る歴史や特質を理解し、世界に発信するために、深い造詣とグローバルな視野を身につける。

学科の特徴

1.文化という視点から幅広く学ぶ

日本文化の現代に至る歴史や特質を理解するために、民俗・歴史系、文学・芸術・思想系、現代社会系など様々な角度から学べる豊富なカリキュラムを用意しています。自分自身の興味に合わせてじっくりと学べます。

2.伝統文化を実践と理論の両面から修得

茶道、華道、書道、香道、有職故実ゆうそくこじつといった伝統文化については、共通科目の中で「実習」することが可能です。そうした体験をより正確に、また理論的に理解するための講義科目が、日本文化学科の専門科目には設けられています。実践と理論の両方を通じて、深く伝統文化を理解することを目指した、本学ならではのカリキュラムとなっています。

3.高いコミュニケーション能力を養う

日本文化の特質について、世界へ発信するために必要な語学力、情報処理能力など、高いコミュニケーション能力を培います。海外からの多くの優秀な留学生と一緒に学べる充実した学習環境も魅力です。

4.学科の枠を越えて自由に学べる

日本文化学科の専門科目に限らず、一人ひとりの興味・関心に合わせて、共通科目や他学科の専門科目群からの履修も可能です。より幅広く学ぶことによって、将来の可能性が広がります。

主任あいさつ

日本文化を、広く大きな視点から

日本文化学科
主任 木村 直恵

 人類は地球上のさまざまな地域で多彩な文化を生み出してきましたが、日本列島においてもその地理的・自然的条件のもとで、特色のある文化が歴史的に展開してきました。東西・南北に広がる国土は、古くから海を越えた地域・国々との交流や影響関係をもちつつ、風土に根差した多彩な文化や生活習慣を育み、そこから豊かな芸術的創造も開花しました。それとともに、人々の暮らしはその時々の政治・産業・信仰などの大きな変化と共にあり、さらに近代以後、グローバルな規模での変動との関わりが緊密さを増す一方です。
 本学科では、日本文化をテーマとしながら「民俗・歴史系」「文学・芸術・思想系」「現代社会系」「比較文化」の4つの科目群を展開しており、知識を身につけ、理論的に考察し、現地を訪れ、五感をフル活用して体感し、多角的に学ぶ機会を提供しています。本学科の提供する多彩な授業科目と、さらに共通科目や他学科の授業科目にも積極的に取り組んで、単一性ではなく多様性、固定性ではなくダイナミックな変容の相のもとに日本文化を理解していってもらいたいと思っています。
 ある文化を深く理解することは、多様な異文化を理解するための比較参照軸を自らの内に培うことにつながります。過去・現在・未来を見通す広く大きな視点から、日本文化を学びましょう。本学科での学びは、皆さんが卒業後も、日本と世界に対する広い視野、文化と社会に対する深い洞察、人生と生活を豊かに味わう教養とともに生きていく素地となることを約束します。