NHKアナウンサー 一柳亜矢子さん

アナウンサーを目指すことになった きっかけはなんですか?

実は、元々アナウンサーに強い興味があったわけではなく、四年生のときのゼミ活動の一環でアフリカのルワンダに行ったことが志望のきっかけでした(伊藤由紀子准教授のゼミに所属)。 当時、私はルワンダについての知識に乏しく、調べてみても内戦のこと以外はあまり資料がなかったので、「内戦があった国だから、地雷の危険性など、物騒な国なのではないか」というイメージを抱いていました。でも、実際現地に行ってみると、若い人は楽しそうに歌ったり踊ったり、おしゃれをしたり、恋愛をして家庭を持ったり、どこにでもある生活を送っていたのです。「私達に届いている情報が全てではないんだ」ということを実感し、情報を伝える仕事に興味を持ちました。
※現在はルワンダではなく、ラオスとバングラデシュにて海外研修を行っています(大学注)

アナウンサーとはどのようなお仕事ですか?

私は新人の時に「アナウンサーとは、作り手と視聴者をつなぐ最終的な表現者である」と教えられました。アナウンサーというと、テレビの画面に映る「報道をする人」というイメージが強いかもしれませんが、本局のアナウンサーは、自分でカメラも回しますし、コメントの挿入などの編集作業も担当します。言葉や表情など細かいところまで神経を使わなければなりませんし、華やかなイメージとは裏腹に、泊まり勤務・早出・夜勤等もある大変な仕事です。だからこそかもしれませんが、視聴者の方々から「ありがとう」「元気が出たよ」と言ってもらえる、やりがいのある仕事です。 特に東日本大震災後の四月に前任地の仙台に応援で伺った際には、被災者の皆様の方が大変な時期であるにもかかわらず、感謝の言葉をかけていただき、うれしさと報道の大切さを感じ、テレビを見ている人のためにがんばらなければという気持ちがより強くなりました。

og01_photo01.jpg

ところで、学習院女子大学に入ろうと考えた
理由はなんですか?

高校生の頃は、幼稚園の先生か海外で活躍できる仕事をしたいと考えていましたが、高校の先生に「大学四年間で視野を広げてじっくり考えた方がいい」と言われ、学習院女子大学を薦めていただいたのが、受験しようと考えたきっかけです。キャンパスを見学しに行った際、急な訪問にもかかわらず大学の先生が案内してくれたことにも驚きました。
今は伝えることを仕事にしていますが、自分の国のことを伝える難しさを感じています。語学力 だけであれば、他の大学でも学ぶこともできるかもしれませんが、学習院女子大学では国際儀礼や伝統文化を学べる授業など、国際的な感覚や日本文化を理解できる授業が数多く開講されており、語学力以外の教養も身に付けることができる点がとてもおすすめできるところです。

og01_photo02.jpg

後輩へのメッセージをお願いします

学生時代は、やりたいと思ったことをやっておくことが大切だと思います。私自身、海外生活をしてみたいという思いはありましたが、いろいろとハードルもあるので、あきらめてしまいました。今振り返ると行っておけばよかったと感じています。 アナウンサーを目指している方は、「普通の」感覚を持つ事が大切だと思います。アナウンサーになるために何かをするというより、テレビを見ている人と同じ目線を持って、当たり前のことを当たり前に表現できることが重要です。広い視野を持って、いろいろなことに挑戦してください。

一柳さんの今後の目標を教えてください

仕事・プライベートともに幸せであることです。自分をさらけ出す仕事なので、幸せでなければそれが画面に映ってしまうと思います。仕事もプライベートも充実させて、その結果、視聴者のみなさんに「元気が出たよ」と言ってもらうことが今後の目標です。

卒業年・・・2003年
卒業学科・・・国際コミュニケーション学科
所属している会社・部署名・・・日本放送協会(NHK)東京アナウンス室
所属していたゼミ・・・伊藤由紀子ゼミナール
専攻・・・国際開発論


トップへ戻る