4月21日(金) 「特別総合科目Ⅸ(フードコンシャスネス論Ⅰ)」(品川 明教授担当)のご報告

4月21日(金)「特別総合科目Ⅸ(フードコンシャスネス論Ⅰ)」
(当講座はフードコンシャスネスの理念に賛同した寄付者による寄付講座です。)

第3回目は「フードコンシャスネスの教育的意味」と題して、江口泰広学習院女子大学名誉教授(学習院大学1968年経済学部卒)がその意味を熱く語りました。

講座は、"全ての行動の原点は意識(Consciousness)することから始まる"という"江口語録"から始まり、フードコンシャスネス(以下FC )は食を積極的に意識することであるとして、その教育的特徴を分かりやすく解説されました。

FCの主な教育的特徴は以下の通りです。

  1. 1. 教育(Educare)の本質である引き出すことを前提に、FCは知識・情報を提供する教育から人間のもっている五感をフル活用した"食そのものを意識する教育"。
  2. 2. 「食べるもの」「食べること」「食べ方」という日常的な行為をきちんと意識し、食に対する自覚的かつ積極的な能動型姿勢を育む。
  3. 3. 人間の五感を通じてその感性や能力を積極的に引き出す"人間力復活型教育"。
  4. 4. 学際性を前提に、子供から大人までの食に対する五感を耕し、生きる力、考える力、文化や未来を創造する力の育成を目指す。

この他、「食べることは環境問題」、「食は生きる文化遺産」、「食を意識することは知の未来を創造すること」、食を通じて社会性意識の高い生活者を育む」等々、食の今日的意味と本質がひしひしと心に伝わる感動的講座でした。

江口先生

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