担当教員からメッセージ

イギリス語学研修 担当教員からのメッセージ

英語の故郷イギリスで学ぶことの意義

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担当教員:古庄 信 教授
(国際コミュニケーション学科)

イギリスの首都ロンドンから列車で西へ30分という便利な町レディングは、その昔サクソン人がブリテン島に移住してきた際に住みついた古都です。その町中近くにあるレディング大学は1892年オクスフォード大学クライストチャーチ・カレッジの分校としてスタートし、戦後、現在のレディング大学として独立、現在は世界の大学のトップ1%という非常に高い評価を受ける大学。ここが皆さんの研修先です。
イギリス語学研修には3つのねらいがあります。ひとつは、これからの国際社会で必要とされる英語力を、英語の故郷イギリスで学ぶ、二つ目に、イギリスの歴史と伝統、そこに育まれた豊かで成熟した文化を体験する、三番目は、イギリスにおける海外生活をとおして、自分が日本人であるというアイデンティティを再認識するということです。
海外研修や語学研修といえば、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどが一般的に研修先に設けられていることが多い中で、イギリスで学ぶことのメリットは何でしょうか。それはイギリスが単に英語の生まれた国というだけではありません。英語は今を遡ること千五百年前、今のドイツやデンマークから移住してきたアングロ・サクソン人によって持ち込まれた<外国語>でした。そして千年前ノルマン人の侵入により、ゲルマン語の骨格に、フランス語の語いを大量に取り入れることで豊かな表現力を得た、いわばハイブリッドな言語としての特徴をもち今日に至りました。その後16~17世紀には世界の海上権を獲得、英語と英国文化がアメリカ、オセアニアそしてインドやアジアにまで拡大していくこととなります。近代から現代にかけてはかつてイギリス植民地であった国々や、ヨーロッパ、アフリカ、日本を含むアジアからもたくさんの人々がイギリスに移り住み、イギリスは多種多用な文化を形成させつつあります。シェイクスピア、産業革命、ビートルズ、等々いつの時代にも世界に文化を発信し続けていることは「英国と英語がつねにプログレッシブ」であることの証しです。かつて夏目漱石が留学し、学習院にもゆかりのある皇族メンバーが学ばれてきた英国で、「古いモノ」と「新しいモノ」が共存する英国そのものを体験することは、英語を磨くだけでなく、自分とは何か、何ができ、何をすべきなのか、そのような自己の再発見の旅となり、これからの人生における大きな一歩となるでしょう。


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