短期大学の成熟 1981~1994

この時期には制度上・組織上の大きな変化もなく、大学の日常はそれほど変わりなく過ぎていきました。本学にとって、成熟・近代化の時代といえるでしょう。戦後の高度経済成長を経て、日本全体が豊かさを享受するようになった時期とも重なります。

1984年(昭和59)年には海外研修旅行が実施され、翌年には入学定員を400名から600名へと拡充。 施設面でも、日本図書館協会の建築賞優秀賞を受賞した新図書館をはじめ、互敬会館や山路ふみ子記念国際文化センターなどの新しい建物が次々と建設され、現代の大学らしい機能的なキャンパスへと変貌を遂げました。

しかし、表面には現れないところで、変化の兆しは見え始めていました。 本学の将来については1970年代から断続的に討議され改善もなされてきましたが、学生のニーズの変化にともない、1980年代の終わり には四年制大学への移行が明確に提言されるようになりました。

成熟期を迎えながら、終焉と転換へと向かって少しずつ動き始めた時代です。

情報処理の授業
コンピュータが、時代のニーズに応える人材育成に欠かせないものとなってきました。短大では、コンピュータ教育を早くからカリキュラムに取り込みました。

情報処理の授業

本に囲まれた音楽会
戸山図書館落成1周年記念イベントとして、開催された「本に囲まれた室内楽」。

本に囲まれた音楽会

戸山図書館
1982年に竣工された短大図書館。その機能美が評価され、日本図書館協会建築賞優秀賞を受賞しました。

戸山図書館

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